魔法 その2
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ありがとうございます。
「ヒロさん、なんなんですか!どうなってるんですか!?おかしいですよ!」
いや、そんな言われても。
「ヒロさん魔力量がおかしいんじゃないですか!あんなの、あり得ないですよ!」
まりょくりょう?あ、ステータスに魔力ってあったな。たしか500とか。
「リザさんは、、、」
「リザでいいですっ!」
怒んないでよ。
「、、、リザは魔力どのくらいなの?ちなみにさっきのはメ○ゾーマではない、○ラだ、、、」
「はぁはぁ、、、ちょっと後半何言ってるかわかんないけど。どの、どのくらいって。こう、魔法が発動する直前はこのくらいの温かい塊を感じます、けど」
そう言って彼女が手で表したのは野球ボール位の大きさだった。
んー、よく分からない。
「もう一回、火の魔法使ってみてもらえる?」
「はあ、いいですけど」
リザをじっと見つめる。魔力の流れって、どうなってるのか。ん、なんかもやもやしたものが胸の前に集まってきた。ん?胸の中?胸の前?
「ど、どこ見てるんですか」
ちょっとモヤが乱れた。
と、リザの頭の上に出ていたポップアップ表示がぷるっと小さく震え、次の瞬間ぽこっと縦に広がった。なにか表示されている。
名前:リザ マツサモ村長プソンのむすめ 22歳 独身
体力 12
魔力 17
火魔法初級
おお、名前だけじゃなくてもっと細かい情報が出てきた。
あれか、リザを意識して集中して見つめたからか。リザの頬が赤くなってる。
「あ、あんまり見ないでください、、、いきます、ファイア」
ほぅっ、と火が点く。む、リザの魔力が17→15になった。消費魔力は2ってことか。
待てよ、じゃあ俺のファイアは?
「じゃあ次、俺がやってみる」
場所を交代して、さっきと同じように火魔法を発動させる。
「ええと、テクマクマヤ…ファイア!」
ドウッ!!とまた激しく燃え盛る火の玉が現れた。そのままメニューを開く。魔力は499。消費魔力は1か。この違いはなんだろう。
「また呪文でたらめじゃないですか!なんでそれで発動するんですか!?しかもまたでっかい火の玉だし!」
俺にもわからん。でも発動したのは事実だ。
崖に向かって火の玉を飛ばす。ゴバァッ!!と派手な音を立てて土を焼く。お、ガラス化してる部分あるじゃん。てことは1500度とかそれくらい高温だったってことかな。
その後、落ち着いたリザから話を聞いた。2人の魔法が違ったのは、魔力量の差と、イメージの差が主な原因かと考えられる。
俺以外の人は魔力や体力を数値化して見ることはできないとのことで、かなりしつこく聞かれたが、神様からもらったスキルなので俺もよくわからないと答えると肩を落とし何やらウンウン考え込んでいた。
俺がこの世界に転生する時、神様は俺の知識の中からゲームのシステムを参照してスキルをつけたと言っていたな。
その時俺の頭の中に浮かんでいたのは某有名なRPGで、主人公の初期ステータスは体力、魔力ともに500だった。最初のダンジョンに入るまでが長いんだよな、あれ。
だがこの世界の人々は魔力が10とか20とかだ。一桁の人もいる。これはアレか。神様、調整しくじったな。 魔力500つったら、この世界では俺、レベルカンストしたくらいの化け物じゃないか!?
はぁ〜、サワガミくん、やっちまったなぁ!
ま、しかたない。このままでは使いづらいので、工夫してみよう。
サワガミくんの説明では、俺は魔法を作り出せるとのことだった。
手始めに、さっきのファイアを改変してみる。さすがにバランスボールサイズはまずいだろ。 カオ熱いし。
魔法が発動する直前までの工程はいじらずに、放出する出口をギュッと絞るイメージで…ローソクの太さ、ローソクの太さ…これでどうだ、ファイア!
スンッ!ジュバッ!!
あ、崖を貫通した。こりゃまたキレイな丸い穴だな。ゴルフボールを斜め上に撃ったらちょうどこんなかっこだ。いやぁ、崖の上に人がいなくて良かった良かった。
「なにスッキリした顔してんですかぁっ!!」
リザさん激おこプンプン丸です。




