消えゆくポラリス
今までと変わらないアンナとは違い
ポラリスはある日を境にどんどん体が薄くなってきていた。
「アンナ……。
実は俺、お前に隠してきたことがあるんだ……」
グリはそう言うと、
アンナに自分の正体をずっと欺いて
騙してきたことを勇気を出して打ち明けた。
「うん……、知ってた」
「え? どうして知ってるんだ?」
「満月の日、ポラリスは
私のところに来なかったでしょ?
私は、気になってポラリスを探したわ。
そして森の中で見ちゃったの。
ポラリスの本当の姿を……」
「そっか……。
俺の醜い姿見られていたのか。
でも、それならどうして逃げ出さなかったんだ?」
「逃げたりしないわ。
だって……、
ポラリスは孤独で寂しい私とずっと一緒にいてくれて
支えてくれたっじゃない?」
「アンナ……ありがとう」
ポラリスは今この瞬間にも消えてなくなりそうで、アンナは一時もポラリスから目を離すことができなかった。
アンナはモジュラーの神に願った。
「私の命を捧げます。
だから……、
だからグリを助けてください!」
アンナは何度も何度も泣きながら
祈った。
泣きすぎて声が出なくなったその時、
アンナの目の前に、
彼女そっくりの《《素数空》》と名のる女性があらわれた。
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↑【登場人物】
•アンナ
•ポラリス
•素数空




