完結させるには? ~頼れるものには頼るのだ~
まずは得物とフィールドの確認ですねー
やらかした過去のお陰で判明する弱点。私はかつての私のおかげで、今、戦えている――
――ということにして、かつての自分へのダメ出しはここで終わらせようと思う。
かつての愚かさによってこんな自虐エッセイという副産物まで生まれちゃったけど。でも私、純粋に読むのも文章を考えるのも好きなんだよなぁ。こんなアホなエッセイだけど私は今とても楽しい。
現在。
私は紙のノートから卒業し、スマートフォンという先人の残した叡智の結晶を相棒にラスボス撃破を目指して突き進む。自分のポンコツぶりを自覚している以上は変に格好つけている場合ではない。
この世には便利なものが豊富に、様々な工夫によって産み出された。そう、この小説家になろうのシステムのように!
(いやーそれにしてもなろうの機能って便利だね~
wordで書いていた時も修正が楽でよかったけど、同じファイルに書いていたから見にくくて見にくくて~
長編小説を書くのにも一話一話で小分けにできて、執筆中小説、いわば下書きが八百個も置いておけるというし~
フリーメモ、記号の挿入、ルビを振るのも簡単だ~
いや本当にすっきり見やすくてとてもありがたいよ~)
執筆環境は整った。……はず。
うーん、なろうの知識が完全ではないだけに少し不安があるなぁ。
せっかくなので軽くエッセイランキングを見て参考になる指南書のような存在がないか探してみる。
ふむふむ。
誤字脱字報告のやり方、なろうのテンプレートをまとめてみた、ポイント評価は各話の最後でできる、異世界ストーリーは運営によってランキングが別にされてるよ、ランキングに入るとアクセス数が万になる、……え、万を越えるの!?
くわばらくわばら。少なくとも今のこのエッセイのアクセス数に慣れてしまうと恐怖する数字だ……。
私はビビって逃げ出す構えをとっているが、アクセス数を求める、つまりとにかく読んでもらいたい場合は人気のタグをてんこ盛りにして呼び寄せ、結果としてでるポイントはお主の腕の見せ所じゃ!
ということらしい。
テンプレの威力は伊達ではないようだ。複数見かけた「小説に評価がつかない! 底辺小説家から脱出だああぁ」と叫ぶエッセイによると、悪役令嬢婚約破棄などを盛り込んだ小説でちょっとどころでない天変地異的なアクセス数の激変と評価が作者さんたちの心を襲ったようだ。
……いきなりそんな大注目されたら死ぬかもしれない。
この長編小説完結チャレンジの次は「いつまで不人気でいられるかなゲーム」の開催が決まっている。私は決意を新たに人目から逃走することを選ぶのだった。
こっそり更新してタグをつけなかったら永遠にかくれんぼ出来るんじゃないかな