なろう城「活報プレビュー機能が使えなくても魔王は倒せるだろう?」
ついに!
小説の投稿をやり遂げたぞ!
ということで灰色ではありません!!
僧侶が「予約投稿機能」の文句を間違え雷が落ちる、魔法使いは「活動報告プレビュー機能」魔法を習得していないなど、魔王城脱出は困難を極めた。みんな一緒にお城に帰りたかった。
だが、とうとう崩壊する魔王城から見事生還。
かくして「小説を完結させる」という小学生の時から果たせなかった目標を達成することができたのであった。
書き散らし魔 晶、物書きに昇格する ~完~
…………………………。
……いやまだ「物書き」に昇格しただけなのだが。
16000文字。短編というには長い、長編では絶対にない、なんと呼ぶのがいいのかよくわからない文字数だ。
それでも完結させるのは大変だった。私はクライマックス直前に本当に弱いんだなと思い知らされるなど、結果だけでなく経験にもなったしやっぱり楽しかった。
満足~!
じゃなかった。私は懲りない人間なのだ。短編小説を書いたのである!
これまた駅ホラーで。
もう八月も後半というときになってそもそもの目的も達成できたのだ。やったぜ!
が、思い付いたときにはとても焦った。書く時間はドッペルほどではないが、思い付いてから更に考えて、書いて、十日くらいかかった。
もう企画終わりかけてるよ。
燻っていた何かがあった。
まず、ホラーの日刊ランキングにドッペルがいる! と気が付いてから、私は日に何回かランキングを見に行っていた。これを機にホラー小説を読もうと思い、ランキングのあらすじを読んで、やっぱり読まないで逃走するなんて変なことをしていたのだ(少しは読んだ)。
その時に驚いたこと。期間限定のイベントだからだろうか、日刊ランキングの駅ホラー小説は確かに多かったが、圧倒的に短編小説だらけだったのだ。
五話もあるドッペルがなんだか浮いていた。順位は表紙と呼ばれる五位以内にまで浮き上がってはいかなかったけど。
さすがに悟った。他の人たちはわざわざ期間限定企画に合わせて長い小説なんて書かない。長くても三話くらいに収めているのではないだろうか……。
みんな、短編小説を書けるのだ。伸びに伸びたから五話になったドッペルと違い、あの人たちは短編を書こうとして短編を書いているのだ。狙い通りに。
なんなら駅ホラー小説をいくつも書いている人もいる。使いこなしている。
……短編小説をみんなが書いているなら、自分だってやってみせたいじゃないか。
ねえ?
次は灰色のページでぇ~す