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長編小説を書くだと!?バカやめろ!  作者:
遥かなる完結、長編小説……どころか小説を書ききれたことがない!
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ゴールデンウィーク? 働きますが?

結局「書きたい」という感情に支配されているからこんな面倒な問答をするハメに

 例年とは違うゴールデンウィークをお過ごしの皆様。もしかしたら仕事休みの作者さんが増えて更新の嵐が起きているかもしれない。

 だがこんな人目を忍ぶエッセイは一日一話、午前三時に絶賛更新中だ!

 なおこれを書いているのは五月一日の夜三時半である。




 物語を完結させる。しかも長編小説を。無茶だ。

 私にブックマークもポイントもくれたなろうエッセイの先輩もこう言っている。「まずは短編から始めろ」と。

 私も短編小説を書いて満足したかった。しかし創作熱にうなされている人間にはそんな理性的な考えなどできない。おまけに炎上がこわいと言って違う意味で他者の視線を気にして変な逃走を図ろうとする。


 私には書きたいストーリーがあった。……書きたいことを全部詰め込んだら絶対に一話完結は無理だなと思うような。

 どうしてもこれを書くならどういった形にするのか。いくつか手はある。


 まず一つは、「五話以内で終わる連載小説」である。五話なら途中で放り投げたりはしないだろうということから出た数字だ。

 ……ダメだ、どう考えても五話では収まらない。あれやこれやをはしょって書いたところで、私の読みたい部分も削られてしまって何の意味もない!


 では、思いきって「俺たちの戦いはこれからだ!」な短編ならどうだろうか。読みたいと思っているところを削ってしまって読めないのは一つ目と変わらないが、こっちは結末を書かない分創造力を邪魔しないだろう。

 なんなら、この一話だけ読んでもらって「誰か続きを書いてクダサーイ!!」と叫べば誰かが勝手に作り上げてくれる夢のような展開が訪れたりしないだろうか!?(もはや最初の志を忘れている)


 ……だが、この素晴らしいアイデアを前にして私は二の足を踏むことになる。

 他所で見かけた、とある短編。とても丁寧に描写され、主人公に感情移入し、そしてまさに「戦いはこれから」というところで綺麗に終わっていたその小説の感想欄は――


「続きは?」「続きは?」「続きは?」「続きは?」


――続きを読みたいです、ではなく、続きがないことへの批判が強い感想が、私が読んだ時にはたくさんついていたのであった。どうやらものすごくタイミングの悪いことに、今、なろう作家たちの間で最もホットと言える問題として注目されているようだ。

 だからこの手段は選べない。たくさん投稿して素晴らしい作品をすでにいくつも世に出したすごい人がああなったのだ。初投稿のくせに途中で終わっているばかりか「誰か書いてー」などと甘えた根性の奴の感想欄はどうなってしまうのか、見当もつかない。

 ……誰も何も書かないぞ、というのは救いだとみなす。それは救いだ! だって炎上じゃないもん!


 とにかく、前に挙げた二つがダメならもう結論は一つだ。気が済むまで全部書ききること。長編小説への挑戦である。

 結局回り道はできず正面突破しかなくなったわけだが、この道の最大の懸念「ちゃんと最後まで書けるのか?」は、私の前で不動の構えを見せているのであった……。

え?

日刊ランキング30位?

「書けない書けないよぉ」なんて隠れてぐだぐだ言っている恥ずかしいエッセイがバレバレ…?

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして。 感想は書く方も神経使いますよね。 「あ、これ書いちゃダメなやつだ!筆者さんを困らせるかも!」 て、思いとどまるケースは何度かありました(ネタバレに繋がる可能性とか)。 感想…
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