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長編小説を書くだと!?バカやめろ!  作者:
遥かなる完結、長編小説……どころか小説を書ききれたことがない!
43/131

だっていじめの描写よりイケメンとラブラブしたいでしょ

なろうテンプレの中でも食い合わせのよく栄養価たっぷりな

「悪役令嬢もの」

「婚約破棄もの」

「乙女ゲームの世界もの」

について思うこと、ぱーとわん

 なろうテンプレのうち、「悪役令嬢もの」「婚約破棄もの」「乙女ゲームの世界もの」はセット……とまではいかなくても関連のあるものとして認識されている、はず。

 まず乙女ゲームがあり、そこにヒロインと敵対する悪役の令嬢がいて、ヒロインに婚約者を奪われて婚約破棄となるわけだ。この三点セットは短編でしょっちゅうランキング五位以内に入ってくる。冒頭から繰り出される婚約破棄アタックにおろおろするウブな私はもう死んだのだ。


 悪役令嬢といえばヒロインより身分が上のお嬢様。一方でヒロインはかんばせの良さやら性格やら特殊能力やらはあるけど身分などは抜きん出たものがないけど見る目のある高位令息に見初められ最終的に立場の上下が逆転してうんぬんというゲームのストーリー。

 そんなある意味での運命に対する「悪役令嬢の逃走や下克上」がこの三つのなろうテンプレの基本形なのかなと私は思っている。




 ところで。

 乙女ゲーム……それも悪役令嬢が立ちはだかってくるゲームで遊んだことがある人はどれくらいいるのだろうか。色んなエッセイを読んでみたところ、悪役令嬢がなろうテンプレのようにヒロインをいじめ抜くゲームはないらしい。ただ元ネタになりそうなゲームがないわけではないようだ。

 でもそんな「らしい」「ようだ」で表現するしかないくらい具体例がないのなら、実際の乙女ゲームは「気にくわないヒロインをいじめる悪役令嬢、ひっそりと耐えて最後には真実の愛を得るヒロイン」なんていうのはあるあるではなさそうだ。




 ちなみに私は乙女ゲームをプレイしたことがある。家庭用や携帯ゲームのソフトではなくスマホのアプリゲームだけだが。

 なお手を出した動機は「乙女ゲームってノベルゲームでは?」という発想からである。やってみたらちょっと違った。


 今思うと残念なことに、貴族社会の世界観の乙女ゲームには見向きもしなかった。恋愛一色のストーリーが好きではなく、ハラハラする要素を求めていたためだった。



 例えば「庶民だったけど突然命を狙われた! 助けて! 警察かSP!」とか。


 例えば「上京したら手違いでイケメンと同棲することに! しかも周りには恋人の振りをしてくれと頼まれた! バレたら大変!」とか。


 例えば「家族が亡くなり引き取ってもらえた親の友人の家にはイケメン兄弟がいた(ただし全員ヤンデレ)」とか。



 とにかく何か文章を読みたくて読みたくて(衣装を着てヒロインの美人さを他のプレイヤーと競って勝たないと続きが読めないなどの苦労をして)同じ時期にどんどんプレイしたのだが。

 そこに悪役令嬢……は貴族ものストーリーはプレイしなかったので絶対に出ないとして、恋のライバルになる女性が立ちはだかってきた記憶はというと、二つ……しかなかった気がする。悪役として立ちはだかる女性キャラよりイケメンとのラブラブ描写に力を入れた方が売れるという制作会社の考えが見えるようだ。

 うっすらと残っている記憶を覗いてみると、ライバルの名前くらいは出てきたはずだが、立ち絵はなかったような気がしてきた。あったとしても覚えていないくらいの存在感ということは、やはりモブ程度の扱いだったのだろう。物語のクライマックスを演じるほどのポテンシャルなどない。




 そんなこんなで、私も乙女ゲームの悪役令嬢(卑劣なライバル)を見たことはない。

 だがしかしもう1000文字をとっくに越えたのでこの話はまだ終わらないのだった。

今からでも他の乙女ゲーム、やってみようかなぁ

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