知っているよねという無言の圧力
短編小説のネタが降りて……降りて……
こない
どうもどうも~体調不良に加えて、初めてレビューを書いた興奮冷めやらぬままに読んだレビューについて書かれたエッセイがなんとレビュー批判だったために心を粉砕された私です。
そもそも相互お気に入りになるのって大抵が作品の好みが合うからなのだし、相互さんをレビューしようと思いやすいのは当たり前だと反論したいし、魅力を伝えようと力むあまりに過剰なネタバレをしないように慎重になるんだぞ。経験者として声高に叫んでやる!
なお、私の書いたあまりに慎重になりすぎてカチコチになっているレビューが見たい方は上にある私の作者名からマイページに飛んでレビューを選べば読めますよ~。
最近はなかなか新しく小説を読む気力が湧かず(シナリオたくさんゲームも敬遠ぎみ)、ブックマークをつけて溜める以外だと、短編やエッセイランキングからしか読めなくなっている状態。数年前のエッセイなども出てくるのでいつ見ても何かしら読んだことがないものがあって楽しいランキングだと思う。
私小説、豆知識や雑学、作者と読者にそれぞれ言いたいこと、なろうシステムへの不満、作家たちのなろう戦歴エッセイ、などなど。……タイトルだけで心配になる人がいたけど、あの人の生活がなんとか落ち着きそうでよかった。
さて。エッセイランキングには小説を書く「作者」向けのアドバイスや主張を書いたエッセイがよく登場する。その一種が「テンプレート」、略してテンプレ、なろうでよくある設定あれこれについて書かれたものである。
このテンプレについて書いているエッセイは大雑把に分けると三種類。
テンプレストーリーは悪! テンプレの小説ばかり書くな! 飽きた!
テンプレストーリーこそ人気作家への鍵! ランキングに入りたければ書きたいものじゃなくハーレム俺強婚約破棄!
テンプレストーリーはこんな種類があるよ。こんな展開があるあるだよ。
ざっとこんな感じだと思う。ストーリーとは関係ないが、「長文タイトル」そのものもテンプレだろう。最近読んだなろうの長文タイトルの文字数を昔と比較したものは興味深かった。
私はテンプレ肯定派である。テンプレを書こうとしているくらいだし、好んで読むし。
だがしかし「飽きた」という意見もわかる。よく言えば目が肥えた、悪く言うと個性が微々たるものばかり読んでいる。
他にも「みんなこれくらい知っているよね」と言わんばかりに、色々な説明がはしょられてストーリーが進んでいく小説も手抜きに見えなくもない。いいのかそれで。他の小説に書いてあったその小説の世界でのルールの文章をそのまま脳内でコピペして貼り付けるぞ。そしてそれで問題が本当にない。いいのだ。
しかしストーリーだけではない。
なんでギルドのまとめ役はマスターなんだ。
辺境伯はそもそも伯爵じゃない違う爵位らしい。
キリスト教世界では妾はいても「側妃」というのは存在しないと、あれこれ調べたエッセイにたどり着いたぞ。
なろうでさ迷っているとたびたび見かける、どの小説でも似かよっていたりそのまんま同じの組織や名称。それらが登場する、この地球のヨーロッパをモデルにしたらしき世界のことを「なーろっぱ」と呼ぶらしい。メイドインなろうなヨーロッパ。
これはこれで私は嫌いじゃない。ちゃんと小説の世界でそれぞれが違和感なく役割を果たしているなら。そんな世界もきっと平行世界のどこかにあるよ。
しかしだからといって本当の本当に同じものばかりではやはり飽きるのは仕方がない。……仕方がないが、では本当の本当に同じものばかりなのか?
そんなはずはなかった。というわけで次はテンプレの波に乗ってやってくる自由な小説たちを(勝手に)紹介していこうと思う。
次は具体的に作品名やあらすじをネタバレにはならない程度でテンプレの話に絡めて(勝手に)紹介していくつもりだけど
怒られたら消します
例えばレビューしたあの小説が対象になっています