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長編小説を書くだと!?バカやめろ!  作者:
遥かなる完結、長編小説……どころか小説を書ききれたことがない!
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短編を書いてみたーーーーい!!!!

最初に考えて挫折した

 短編小説。一話で完結する小説。

 標題の通りだ。書いてみたいのだ。しかし……何も思い付かない。ただそれだけの話である。


 別に今書いている長編小説に飽きたとかそういうわけではない。ちょっとその次に書きたいなと思っているやっぱり長編小説のアイデアがにょきにょきと思考の隙間に生えてきているくらいで、頭の中にはこのエッセイと書きかけ長編小説と書いてもいない長編小説のことしかない。

 でも短編ガチャの話題を見ていた一月前から思っている。ポイント比べをしたいわけでもなんでもなく、ああいう「プロローグだけ」の短編小説しか私には思い付かないという、ちょっとショックな真実が確かに存在するのだ……!




 そもそも短編小説って何を書いてもいい……いや長編小説も何を書こうが自由だけど、長編小説よりも自由だと思う。始めから魔王登場クライマックス! 何でもない朝の何でもない犬の散歩の日、今から告白してくるけど振られるかもしれないけど上手く行くかもとぐだぐだ言っていて始まらなくてもいい、どれもオッケー!

 だからなのか逆に何も思い付かない。


 ものによっては分割してほしいほどに長文な「短編小説」もあるのは七万文字も書けるからこそなのか、単純にスマホではあんまりたくさんの文字は読みたくないと思わせる何かがあるのか。

 4000文字くらいでさらっとその場で読めるものもあって、そういうある意味でコンパクトな物語を書いてみたいのだが。しかしだ。

 ついつい壮大()で荘厳()で雄大()で違う場面との連携で決まるどんでん返し()とか、やたらと物語のスケールを広くとらなければ成り立たなさそうなあれもこれもそれもどれもやりたい、などと贅沢をしたがるのは悪い癖だ。そういうのを狙うからハードルが高すぎて「終わらない……書ききれない……」と落ち込むことになるのがこれまでである。


 本当は「書く側になって、一方的に読むだけなのはやめる」のが当初のささやかな目的だったはずが、今やこんな自虐エッセイによって己を追い立てなければならない大作()に取り組んでいる私。そろそろ達成感みたいなものが欲しい。

 短編小説の神様、我に天啓を下さい……。

長編小説の番外編的な物なら書けそうだけど、そうじゃないんだ……

独立した一つの物語が書きたいんだ……


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― 新着の感想 ―
[良い点] 最新話まで拝読いたしました。 「書く側になって、一方的に読むだけなのはやめる」 という決意がすばらしいです。 長編、特に壮大にして荘厳な雄大なる超大型スケールの物語、書き上げたいですよね…
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