完結させるには? ~繰り返されてはいけない歴史~
戦いたくないでござる! 戦いたくないでござる!
ラスボス、「完結させたことねーだろ」の攻略を考えなければならない。つらい。
中学、高校であれこれやっていた経験からして「行き当たりばったり」はダメだということがわかった。中学生時代の結末未定の小説はただ世界を徘徊するだけだったが、結末だけは決まっていた高校生時代の小説はクライマックスの最終決戦さえ書ければ完結させられそうな雰囲気なのだ。そのクライマックスでつまずいてるけど。
つまりラスボスは、事前に人物像を練ったり世界観を決めたり結末を考えたりの下準備をすることが弱点なのではないだろうか。
特に結末。なぜならそれは、読者へ最も強く作者が訴えかけるメッセージ。……多分。
きっとその最後の一場面のために突き進むことが私のラスボス撃破へのモチベーションになるはずなのだ。まだ私が高校生時代の小説を完結させることを諦めていないのは、あと少しで届くはずの結末のかけらを見ているからだ。
あの結末の景色を私が見たいのだ。
今書こうとしているのはファンタジー世界の貴族の話だ。ここしばらくあれこれ考えまくった結果、主人公とその周囲の幾人かの人物像は固まってきた。結末はあやふやだ。これではまだダメだ。
でも人物像が決まってきたことでなんとなく物語でどんなストーリーが必要なのか、というよりも、こんな事件を起こしてやるぜ! という私のやる気が固まってきた。主人公にはせいぜい頑張ってもらおう。
しかしこれだけでは足りない。問題なのはどんなストーリーにするかというより、小説の中の事件をどう解決するかなのだ。
私はアホである。知識は人並み、というか貴族なんてなろう小説を読みまくるなかでちょっとついた知識しかないし、とんちがきくことを考えられたり悪知恵が働くわけではない。
そして……悲しいことに登場人物たちが勝手に考えて解決してくれるわけではない。よりにもよって創造主たる私がない知恵を振り絞り時に頭をバーニングさせて捻り出すことになるのだ!
やべぇぞ。いざとなったらファンタジー世界の「魔法」でなんでも解決しよう。……いやむしろファンタジー世界にしたんだから魔法で解決しないとダメなのでは? ハードルが上がってない?
これはいよいよ行き当たりばったりでは新たなる未完の大作()になること確実だとわかってしまった。生き残れ私。まだ焦ることはない。投稿しない限り炎上することなどないのだから……!!
秘技!
お蔵入り!!!!
(もはや不可能)




