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ヴァン生  作者: 閻魔悪魔
2/2

ボクっ娘だと思った冒険者が付いてたんだが、

あれからリリィの仲間と一緒に行動することになった訳だが、

…なんで女ばかりのパーティなんだろうなぁ

待ち合わせの湖には誰一人としていなく

静かな音色を奏でていた

「あ、あれ?…みんな…どこ?」

仲間が消えていることに当然のように困惑する少女

「ルイ、メクロ、サキサキ」

さっき、俺は彼女の仲間のことを聞いた

ルイは水色の髪が印象的な大人しい少女

メクロはリリィの妹だという

姉と同じピンク髪

サキサキは気が強くてかっこいい

そんな感じのだ


「あの。…あそこの館にいるんじゃないですか?」

名前は深紅の城だったか

俺たちは行ってみることにした

こんな所に、建物があるのも嬉しいことだ

まだまだ日は落ちず少しだけ心地よかった


ドアは当たり前だが南京錠が掛けられ外からは開けられなくなっていた

もちろん開け方は分かる

何故なら、、


俺が掌を扉に重ねると一瞬で開いた

今のでだいぶ魔素を使い切った気がする

リリィは扉が開くと同時に館の中に入った

一応、俺も入った

「ルイ、…メクロ、サキサキ、」

震えながら足を進める彼女は大広間で立ち尽くした

そこには、、



1面血みどろの壁

床には茶色くなった血痕

その近くに、











居た






リリィが探していた3人の少女全員が内蔵が丸見えで死んでいた

中でも損傷が激しかったのがメクロだった

彼女は目をくり抜かれ耳を千切られ四肢を切断されていた


「め、く、ろ、、?」

呆然としてるピンク髪の少女はぽたぽたと

雫を流した

「リューナちゃん、知ってたんだぁ……」

ぽそりと呟いたその言葉も俺の言葉にかき消された

「吸血鬼の特徴ってなんだっけ?」

「黒髪に赤目、幼い体だよ、?」


フレイマーは黒髪である

フレイマーは赤目である

フレイマーは幼い

フレイマーは普通の人に見える


「俺が、、どうしてここの館を開けられたか」

吸血鬼には掌にフレームという力が宿っている

「もう分かってるよな?」

俺は掌から真っ赤な炎を出し

「お前って美少女だと思ってた、」

リリィに近づく

「い、いきなりなに、?」

リリィは警戒し後ろに下がる

「でも違ったよな、」

フニっとする懐かしい感覚

「…っ!初めから…分かったってこと、?」

そうだな、

ボクっ娘で男口調の女は腐るほど居るが

ピンクのワンピースという出で立ちだったから


それでは食事にするか

リリィの首、手足、髪、

全て美味しかった

男でこんなに可愛い子もいたんだな

食い尽くした時彼女いや、彼の

昔の話


『ボク…どうして男の子なんだろう……』

胸が膨らまないことを悩んでいる場面

『ボクも可愛くなりたいよ』

生まれつき体と心の性が一致してなかった

リリィは15歳の誕生日に自室のベッドでピンクのワンピースにピンク髪ツインテール姿で

首を吊って亡くなった

それから暫くしてこの世界に辿り着いた




生憎、俺は吸血鬼

捕食の関係だから情なんか要らない

彼女の残骸に背を向け歩き出した

何とかおわらせることができました

実は男という落ちです


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