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ノストラダムスを知ってるかい?  作者: フリマジンA
改変前
11/16

剛をモデルに5

これまでの話を総合して、奈美はしばらく、新しい物語に思いを馳せた。


ノストラダムスのお爺さんは、クリスマスに名士を招待出来る立場ではないようだ(どうも、早く亡くなってる説もある。)


こうなると、父さんの居るアビニョンに遊びに行く方が、話を続けていけそうだ。


剛の話を聞いてるうちに、奈美は意欲が湧いてくるのを感じた。


ここは田舎だが、ノストラダムスの生活環境も似たような感じがして、親近感が生まれてきた。


騎士とか言われても、想像が難しいけれど、剛の学生時代、気合の入った人達は沢山いた。ま、平たく言うと不良なんだけど。


そこまでいかなくても、それっぽいのは、奈美の家にも見習いできていた。


まだ、小学生だったと思う。今は、独立して女房子持ちの大工のケンちゃんは、見習い当時は眉が薄くて、赤いTシャツをよく着ていた。


無口で一見怖そうだったけど、遅刻はしなかったし、とても礼儀正しかった。


奈美の上の兄が好きで、よくついてまわってた。


ある日、夜中に兄の絶叫で起こされた。


隣町に遊びに出かけた兄を待って、5時間近くつま先立ちでしゃがんだまま、電気もつけずに兄の部屋で待っていたらしかった。


今では、眉は濃くなり、頭頂部が若干薄くなったけれど、剛がノストラダムスなら、ケンちゃんが騎士でいい気がした。


そう考えると、なんだか知らない国の人達に親近感が生まれてきた。

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