五人の覇者、集結
「そう言えば、クラーケンの技はアイスレーザー以外は何なんだ?」
ペガサスが聞いた。
「ウェーブじゃないのか?」
「どうして解ったんですか、フェニックス君?」
「俺が最初に戦ったやつが使ってたんだよ」
「なるほど、その通りです。因みに、僕の力は『四対の腕』と言ってですね…」
クラーケンが背中から三対の腕を出して見せる。つまり、合計四対だ。
「タコだな…。」
「ああ、タコだな…。」
「どうかされましたか、ペガサスさん、サンガーさん?」
「いや、何でもない。」
フェニックスはバジリスクがしきりに頭を撫でているのに気づいた。
「どうしたんだバジリスク、頭なんか撫でて」
「いや、わしは坊主だからお前らの髪を見て羨ましくてのう」
「確かにな。俺とペガサスは黒、クラーケンは金、サンガーは金と黒のハーフだな」
「サンガーはまさに虎って感じの髪だな」
「まあ、真偽はわからんが髪はゴミらしいぜ」
ペガサスがバジリスクをフォローする。すると、
「そうか、お前らは頭にゴミをはやしているのか。」
「言い方が荒くないか…?」
四人が喧嘩腰になってきたので、クラーケンが仲裁に入る。
「まあ、五人集まったことですし、一度どんぶりうなぎさんの所に戻りませんか?」
「そうだな、戻るか!」
というわけで。
「くくく…人を運ぶのは羽はえし者の定めよのォ、フェニックス!」
「くくく…。」
二人が涙を流して三人を運ぶ。
「おい、揺れてんぞフェニックス~」
「じゃかぁしい、サンガー!大体十三歳の俺に大の大人一人運ばせんなッ!」
「そう言えば、皆何歳なんだ?」
サンガーが聞いた。続けて、
「因みに俺は二十五。ペガサスは?」
「二十八。クラーケンは?」
「二十四です。バジリスクさんは?」
「三十二」
「…………皆大人なのね…。」
その頃天上界では。
「あいつら集まるのに七時間もかけおって…。」
鰻がたぎっていた。
プロローグ、終了。