二百年大修行 間
「終わりましたね…。」
「長かったな…。」
全員へとへとだった。だが、五人には使命が残っている。
「地上界に帰るか」
すると、リュウが出てきた。
「僕も波動を習って道場にいる必要はなくなった。君達と共に行動したいんだけど…。」
フェニックスが返す。
「今から俺達は大切な人達に会いに行くんだ。それには同行させられないから帰ってくるまで待ってくれ」
「解った」
地上界に着いた。
「何か…大分変わったな…。」
「そりゃ十年経ちましたからね…。天上界にいると時間感覚が狂うんですよ」
「さっさと用済ませるか…。」
五人はそれぞれ会うため散った。
天上界にて。
「リュウ」
「何ですか、コーチ」
「彼等が帰ったら共に行動するのだろう?」
「そのつもりです」
「ツルギによると彼等は帰ってくると五人別れて修行するらしい。誰についていく?」
「…フェニックス君ですかね」
「何故」
「彼が僕を始めて倒した人だからですよ」
「そうか、なら言っておく。フェニックスは五人の中で最高の力を持っておる。パックンチの件で解っただろう。足手まといにはなるなよ」
「解りました」
ツルギとタマも似たようなことを話した。
「ツルギはペガサスさんと動くんでしょ?」
「ええ。タマは?」
「フェニックス」
「やっぱり」




