表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
五人の覇者  作者: コウモリ
呪い神
136/147

呪い神 序

呪い神。呪い神が現れる

「おい、地下界王。火の呪い神って何だよ」

フェニックスが聞いた。

「火の呪い神様は、地下界で生まれた神だ」

地下界王は、そう答えた。

「五神は、天上界と地上界を取り締まった。だが、我が地下界は放置していた」

地下界王が続ける。

「だから、見知らぬ内に生まれたのだ。呪い神様が」

「ソイツはずっと地下界にいたのか?」

サンガーが言う。

「いや、一度封印されていた。呪い神様の暴走を危惧し、何者かが封印した。だが、それが誰か、いつしたかは解っていない」

「じゃあ…何で今そこにいるんだ…?」

地下界王は微笑を浮かべると、

「私が封印を解いたのだ」

と答えた。

「…何故だ」

「地下界を三世界で最強にするためだ。千二百年前、地下界は極界戦争に負けた。天上界よりも強くなるために、復活させたのだ」

すると、地下界王はため息をついた。

「とはいえ、私一人では五人全員の封印を解く事は出来なかった。しかも、火の呪い神様も完全に復活したとは言えない」

「一人だけ、不完全と言うのが不幸中の幸いだな」

ペガサスが言う。

まさに、その通りだ。

目の前にいるのは神だ。

どれほどの力かは計り知れない。

この状況でも危ういのだ。

不完全体とはいえ、神相手にこの六人だけで勝てるのだろうか。

だが、その微小の安心感はすぐに打ち壊された。

火の呪い神が、話し始めた。

「残りの四人を復活させ、私を完全にする準備は出来ている」

その言葉が本当なら、天上界と地上界は終わった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ