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第二次極界戦争 序
第二次極界戦争。地下界と遂に争う
「で、マジで今日行くんだね」
二界道の前に立たされたサラマンダーが言う。
「たりめーだろ」
横に並んでいるペガサスが答えた。
すると、フェニックスが慰めようとする。
「大丈夫、大丈夫。敵も次の日すぐに来るなんて思っちゃいねぇから♪どーせ二界道なんて楽々で越えられるって」
地下界扉を開けた。
「フェニックス君」
「…サラマンダー」
「君は…さっき何と言ったっけ」
「どーせ二界道なんて楽々で越えられるって…って言った」
「この状況はどういう事だろうか」
「…………。」
二界道、グレードアップ。
扉から確認できるほど番人が増えている。
「…どうするんだ」
バジリスクが頭を抱えた。
「一旦、戻ろう」
だが、戻った場所にはジームしかいなかった。
「どうされたのですか、六人とも」
「ジーム、他の奴等は?」
「五神は地上界に、他の方は天上界の中に散らばりました」
「あちゃ…皆頑張ってんのね…」
自分達だけ怖じ気づいていると気付いた六人であった。