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Over Drive...  作者: KeiTa
Story 2 豹を降らす帝王編
14/33

 :氷の世界での始まり




―――――やべぇ。やべぇよ。なんでこんなところに入り込んでしまったんだ? 始まりはなんだったかな。

 

 金色の髪の少年が、寒帯地域のある国の路地で、これまた二人の少年少女に追われていた。逃げ惑う少年は、布製の防寒には向かない衣服を身に纏い、首には十字型のネックレスをつけているが、年齢は十三歳である。真面目そうなキリっとした顔立ちで、背丈は165㎝くらいである。名をレグボーン・ジールと言い、何の訳かこの極寒の帝国へと入り込んでしまった。


「ここは進入禁止の帝国なんだよ!!潰すぞおらぁ!!」


 威勢よく追いかける側の少年と少女は、それぞれ、巨大なトカゲ型魔獣に乗っており、その決して早くはないスピードで追い続けている。二人の髪の色は両方茶髪で、その似ている外見から双子であろうと思われた。

 小さな体躯だが、強力な魔獣をいとも簡単に操るところを見ると、かなりの魔法の素質を持っている。勿論、魔獣を操る魔法も存在する。


「ったく! なんで魔法禁止なんですか!!師匠!!!」


 レグボーン……レグは、この場にはいない師の代わりに、星が盛大に輝く夜空に向かって叫んだ。彼は師匠によって、魔法を封じられていたのである。

 声は、寒帯地域のここでは、あまり響かなかった。












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