俺の妄想と妹の関係
「で、何で飛び降りようとしたんだ?」
放課後俺たちは阿久津に言われた通り職員室にいた
「た、ただのパフォーマンスですよ!ホントに飛び降りようなんてしてません!な、響?」
「こいつなんだか女子に笑われたのがショックだったみたいで・・・」
っく、やはり響てめぇとはいずれ決着をつける時が来そうだな・・・
「ほぉ~そうかやはり青春だな!俺も高校の時は・・・(以下略)」
(響てめぇが余計なこと言うから長くなっちまっただろうが!)
(今回は反省するぜ・・・)
・・・1時間後・・・
「彼女はこう言ったんだあなたしか愛せませんって!」
「「へ、へぇ~すごいですねぇ~・・・」」
俺たちは阿久津の話により心身ともに極限まで追い詰められていた・・・
く、くそここまでHPを削られるとは・・・さ、さすが阿久津だぜ・・・
「というわけだったんだ!どうしたんだお前ら?そんなに疲れた顔して!」
「「あぁ~だ、大丈夫っすよ」」
と俺と響は一音一句違わずに言った
「ほぉ~そうか!もうこんな時間だな帰っていいぞ!」
「あざっす!」(←響)
「どうもです!」(←俺)
「おう!じゃぁな!」
と阿久津のハリのある声を背中に俺たちは職員室を後にした
「なぁ~龍明日、日曜だしどっか遊びに行かね?」
響が能天気に言った
おいおい、何でこいつこんなに元気なんだ?HP何万だよ?
「行かねぇのか?」
「あ、どっちでもいいぜ・・・」
「おっしゃ決まり!で、どこ行く?」
「どこでも好きなとこに行きなさい!」
「じゃぁ神宮寺の家でも行くか?」
「ドサッ」(俺が極度の緊張により倒れた音)
「ガッ」(それを響が起こした音)
「じょ、冗談でも言っていい冗談と言っちゃいけない冗談があるって小学校の先生に習わなかったか?ドアホ!」
「いやぁ~そこまで動揺するとは思わなくてよぉ~」
響はすまなそうに笑って言った
「まぁ~メールでもしろよそれで決めよ!」
「あぁそうだな!じゃぁな龍!」
「おう!」
と響を見送り走って家に帰った空には星がきれいに輝いていた・・・
(で、どこ行くよ?)(←響)
(あ?知らねぇよ!)(←俺)
これと同じメールのやり取りを俺たちは1時間以上にわたってしていた、
(だから、どこ行くんだよ龍!)(←響)
(そんなこと俺に聞くな!言ってきたお前がき・め・ろ!!)(←俺)
(じゃぁ神宮寺の家にでも・・・)(←響)
神宮寺の家・・・淡い妄想が脳裏をよぎる・・・でっかい和風のおうち・・・そこにいる神宮寺・・・厳格な父に優しい母・・・なんて理想的な家なんだ・・・the日本の家族!
ッハ!現実世界に戻ってこねば!やばいやばい危うく昇天してしまうとこだった・・・
「オイ!兄貴変な呻き声上げんな!」
と言って妹の涼子がドアを蹴って部屋に押し入ってきた
「何!?俺は呻き声を上げてたのか?」
「真琴がどうとか・・・the日本の家族がどうたら・・・」
「とりあえず忘れてくれ!」
「私も忘れたいから・・・」
物わかりのいい妹だ!助かるぜ!
「ありがとうわが妹よ!恩に着るぜ!」
「うわ、キッモ!近寄らないで!」
「近寄ってねぇしここは俺の部屋だ!」
「一つだけ聞きたいんだけど・・・何でそんな顔赤いの?」
「その質問にはお答え出来ません!」
「分かりましたよ!出ていきますよ!じゃぁな馬鹿兄貴!」
「うっせ!誰が馬鹿兄貴だ!とりあえず学年2位の学力を誇る男だぞ!」
バタンッ
大きな音を立ててドアが閉められた
この間にも響からメールが送られてきていた・・・
2分前
(大丈夫か?また倒れてねぇか?)(←響)
1分30秒前
(仕方ないが、神宮寺の家に行くことにしよう・・・)
1分前
(俺はお前の恋を応援するぜ!当たって砕けて死んじまえ!)
そして現在
(僕キミとちゃんと話したいな!用件は何なの?)(←俺)
(死んじまえ(笑))(←響)
(今からてめぇを地獄の淵にたたき落としてやんよ!!!)(←俺)
(明日9時に駅前な!)(←響)
(後十数時間がてめぇの余命だ!楽しみに待っとけ!)俺
ここで俺は携帯の電源を切った
神宮寺の家か・・・楽しみのような・・・恥ずかしいような・・・
まぁ寝るか・・・
「ガンガン!ガンガン!」(←隣室の大音量のステレオの音)
「ハハハハ!!」(←1階でテレビを見ているおふくろが笑う声)
「 」(←俺の声にならない叫び)
「うっっっっせぇんだよ!!!」
とりあえず手始めに涼子から・・・
そう考え俺は妹の部屋に殴りこみ
「黙れ!消えろ!死ね!」
「はぁ~~?」
「もう一度言ってやろうか?うっせぇんだよ!」
久々に俺はマジギレした
「・・・すいません・・・」
素直な妹だ・・・よし、戦利品でも持ち帰るか・・・
「ちょ、兄貴何してんの?ステレオとっちゃだめ!」
「冗談だよ・・・」
「目がマジで怖いだけど・・・」
1人片づけた・・・次はおふくろか・・・
俺はものすごい勢いで階段を駆け降りた
「龍ちゃんどうしたの~?」
おふくろは不思議そうに俺に訪ねてきた
「だ・ま・れ!」
「えぇ~何にもしゃべってないじゃん!」
「テレビ消せよ!」
「何で?」
「うっせんだよ!俺もう寝たいんだ!」
「じゃぁ音ちっちゃくするね・・・」
「そうしろ!」
階段を駆け上がり俺はベッドに入った
(午後11時40分就寝)