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妖陽陰魏戦  作者: 永話雫
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『陰陽寮』学術院学長翁


「ここは…」

白い天井が見える壁には四方に御札が貼ってありそれとは別に陣の様な模様が描いてある、どうやらベットに寝ていたようだ。

「おはよう、目が覚めたかい」

体を起こしたら前の方に椅子に座っているあの時の道案内をした巫女服の女性が居る。

「あの時の」

「何があったか覚えてるかい」

「何が…父さんは皆は!」

「残念ながら私が来た時にはもう遅かった、すまないが遺体は残痕が酷く火葬させてもらった」

「あれが何か知ってますよね」

「君は妖怪は居ると思うかい」

「あの女が妖怪だと言うのか」

「それに近いね、昔より存在する生き物それが【妖魔】だ」

「【妖魔】…あの女が」

「【妖魔】には3種類居る、人の感情から生まれた基本人に害を及ぼす『呪怪』妖精や妖怪などの昔より生きる隣人の種『古種』君が会った女である白無垢(しろむく)がこれだ、そして何らかの要因で人が妖魔と成った『鬼』君はいま白無垢(しろむく)に呪われこの『鬼』に成りかけているつまり『半鬼』になっている」

白無垢(しろむく)それが奴の名か!」

「君には二つの選択肢がある。一つはこのまま呪いを抑える陣を入れ全てを忘れ元の生活に戻る事だが呪いは抑える事しかできないいつか抑えられなくなり君は死ぬ、もう一つは『陰陽師』に成る事だ『陰陽師』は人から【妖魔】を守る仕事だ当然危険な仕事だだが白無垢(しろむく)を殺せる方法を学ぶ事が出来る。ついでに呪いも解ける。さて、君はどっちにするかい」

拳を握りしめ、ベットを降りて女性の襟を掴んで叫ぶ。

「アイツを白無垢(しろむく)を殺す方法を教えろ!」

「なら決まりだ、ようこそ危険で刺激的な裏の世界へ此処は陰陽師の巣窟『陰陽寮』君には『陰陽寮』の学術院の生徒になってもらう」

●●●●

何人かの人が集まって机を囲んで座っているそこには先の巫女服の女性も居る。

「補佐班より白無垢(しろむく)ですが輝城家を出た後からの痕跡は途絶えました」

「封印班からです、今回の件の封印ですが解かれたのはここ最近です。中身の『魏殺石(きさつせき)』ですが無くなってました」

白無垢(しろむく)が破った可能性は?」

「今は何とも言えません」

陰陽頭(おんみょうのかみ)、彼は『陰陽師』に成る道を選びました」

「学長、彼を受け入れる準備はあるか」 

「『半鬼』ならば生徒から厳しい目が向けらるでしょうですが本人が覚悟があるならば学術院は受け入れます、鳴鈴(なすず)のクラスに入れますいいですね」

「わかりました」

枢御鵺(すうみや)はいつ帰って来る」 

「3週間後です」

「そうか…」

●●●●

「やぁ、準備は出来たかい」

「こで良いのか?」

「着いてくるといい」

黒いブレザーを着て青いネクタイを締める。寝ていた白い部屋を出る。

「そういえば自己紹介がまだだったな、私は鳴鈴(なすず)真昼(まひる)、君の転入するクラスの担任だよろしく」

輝城(きじょう)海斗(かいと)、よろしくお願いします」

「ここは地下だ教室は上にある」

廊下を歩きエレベーターに乗る、地下から地上に出る。エレベーターの扉が開き外に出ると窓から広い青が見える。

「海か?」

「ここは琵琶湖の上だよ」

「琵琶湖てあの琵琶湖か?琵琶湖に島何か無いだろう」

「一般的には島は3つ浮かんでいるだがこの島は特別でね、この建物はそこに建ってある月読様のおかげでここは隠されているから一般には知られていない」

「隠されて居る?」

「前にも言ったとおり、陰陽師は一般には知られていない【妖魔】が見える者は限られた『霊力』を持つ者だけだ」

木目の何か陣が掘られている両開きの扉の前で止まった、扉の横に学長室のプレートが出ている。

「君にはこれから学長に会って貰う、怖いぞ学長は」

鳴鈴先生が扉を開けて中に入るその後に続く。

畳の部屋に後に滝の掛け軸が掛けてあり左右に風神雷神の木像が飾ってある、その掛け軸の前に紺色の書生服を来た灰銀の髪で雑面(ざつめん)で顔を隠している男が抹茶を飲みながら座って居た。

「はじめまして、私は『陰陽寮』学術院の学長をしている、(おきな)です。どうぞよろしく」

「輝城海斗です」

「私は鳴鈴真昼だ」

翁学長がため息を吐く。

「鳴鈴」

「黙ってるよ」

「さて、輝城君、何故陰陽師になる事を選びましたか」

「アイツを白無垢を殺せると聞いた、俺はアイツを殺す家族の仇を取る出なければ何も終われない!」

「覚悟は聞きました。陰陽師の中には君と同じ【妖魔】を憎んでいる者も居ます『半鬼』である君もその対象になります、それでも入りますか」

「それが何だ!入る例え何があろうが!」

「では一度、陰陽師の術『術式』を体験しなさい」

翁学長が立ち上がり、いつの間にか目の前に居て(トンッ)と手のひらを心臓の上ら辺を押した。

「グッ…」

体が熱い沸騰しているような、頭が割れるよう痛いに、ドクンドクンと心臓の音がうるさく鳴る。

「輝城君、鏡を見れますか」

「か、がみ…」

いつの間にか合った鏡を見る。鏡には額に角が生え左目が白目の部分が黒く中心が赤に替わり服の間から見える肌には赤い古い文字の様な物が浮かんでいる。

「鬼、」

パッん、翁学長が一拍手を叩くと見られた元の姿に戻った。

「流石、学長」

「今のが『半鬼』の姿です。そして体に封印式を刻みました。初めての『術式』体験はいかがでしたか」

「俺もその『術式』は使えるのか」

「『術式』はその個人個人で違います。『半鬼』と成った輝城君は『半鬼』としての『術式』が使えるでしょうですが気おつけて下さい君は『術式』を使い続ければ完全に『鬼』に成ります。それは避けなければなりません。では、後は鳴鈴先生担任お願いしますね」

「はい、では輝城君教室に行こうか」

「はい」

学長室を後にする。

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