地球神のぼやき
人間が地球に愛想を疲れすのか?
地球神のぼやき
『彼ら、』
22xx年ある国の首都で国際スポーツの祭典が開かれる。人類がウイルスの脅威に晒された中での大会で直前に運営に関わった数人が過去に暴言を行っていた不祥事で辞任。周りでは中止の声が多数上がるがすでに賽は投げられている。
アスリートや大会運営者は出来る事を心がける。感染症対策は優に及ばず医療体制選手の管理その他だ。相変わらず外から意見を言うマスコミや理想主義者とコメンテーターは代案も無く今からでも辞めるべきとか始まったら仕方なくやるのは違うとか自分に実害がないから言いたい放題で民衆を煽る
検証や批判は大会が終わってからするべきであろう、今は大会関係者やアスリートの健康管理と感染症対策に絞り大会が無事終える事を最優先にしてスポーツの素晴らしさを世界に伝えるべきだろう。・・・
第一章
プロローグ
パンデミックが世界を覆り経済が衰退していくと国の元首が暴走し他国を侵略した。
その暴挙を世界が許さず次々に制裁を開始すると鉾を納める時期を失い当事者国で泥沼の戦いが続きとうとう核が使われる。
その事に地球神が怒り地球を休眠させた。人類は生きるすべを奪われ絶滅に追いやられていくが地球神の慈悲の心が働き最後の好機を与えた。
それは千人に人類をランダムに選び生き残れとヒューリワールドに飛ばしたのだ。
飛ばされた世界は六台元素とレベルが存在し魔法のような現象も具現できるが同様な力を持つ獣も多数存在した。
但し地球神からの説示はレベルと五台元素を与える我ら設定した時期まで生き残れとだけだった。
一、飛ばされた人類
ヒューリワールドの中央大陸の少し離れた小島に飛ばされた河児は目の前に広がる木々にあの言葉は夢では無かったと感じた。
(兎に角生き残れだと)
河児は周りを見ながら歩くと突然悪寒に襲われるこれは虐めに合い複数に囲まれたのと同じ感じだった。
(いやだ、此処にいたくない)
河児は目の前の大木に登ろうと手をかけるが滑って上がれない慌てふためき汗が噴き出してきたその時蔦を握ることが出来たそれを伝い何とか自分の倍の高さまで上がった時に響く音共に木が振動させる何かが下に来ている運が良いのか木の葉が隠してくれた。
(ふ~行ったか)
張り付いた木をさらに登り体を休めそうな張り出した枝にたどり着いた
「此処なら落ちる事は無いか」
分れた間の窪みで休みながら持ち物を確認した。パンツのポケットにスマホと財布、ベルトにチェーンで繋いだ鍵の束、腕時計をしていた。他にとジャケットの棟ポケに刺さっていたボールペンに気づいた。
(面白そうと買ったんだっけ)
ペンを手に取り機能を確認した。ライト、カッター、ガラスブレイカー、プラスマイナスドライバー、マグネシウム点火棒、カッター、笛と分かった。
“ピピ、ピッピ、トン、ザザ”
近くの木に鳴き声がし見るとが大きさが倍の鶏のような鳥?が枝を飛んで洞を見つけては卵を産み付け移動していた。よく見ると河児がいる木の洞にもあった。
(洞の大きさは関係ないんだな)
落ちなければ良いみたいで卵の底が引っかかっているだけの物もある。一番近い卵を回収して元の場所に戻り卵を割ろうとしたが
“カンカン、カッチン、ガチン”割れないのでさっきのペンを取り出し振り叩いた
“ガチ、ガガ、ボコ”(やった、やった)
割れた周囲を叩き欠片を取り除き中身を吸う様に食べた。すると目の前が真っ白になり体がぐらつき始める。その状態は一瞬で頭の中に地球神の声が響く
‘レベルが上がり六大元素の識を開放する’
(え!識?レベル)
頭に響く言葉を意識するとレベルが何かが分かった。
獣を倒し体にある魔甲殻を割り食べると
事で力が上がりその量の基準で六大元素が解放される。今回は魔甲殻が出来上っていない卵を食べた事でレベルを上げることが出来た。(なら卵を食べれば)卵をかき集め食べつくしたが反応が無かった。
(げ~ぷ、吐きそうだ。卵では上がらないのか)
識を開放した事によってヒューリワールドと呼ばれる世界で魔気を遣う獣がいる事、産業革命前の文明水準で魔法に近い力が使う民がいる。草や花木の名が解る事が出来た。河児は割っていない卵をシャツの中に二個入れ森から出る事にしこの方向と決め歩いていく。此処でも幸運に恵まれ強い獣に合わず森を出る事が出来た。
「えー、海?」思わず声を上げる左右を見ても海岸線が続いている。海の先に陸地が見えるが泳ぐには遠すぎるので休める場所を探しながら歩く事にした。一日で一周できる小島で鳥、小さな獣しかいなかった。
「水が無い!」
拙い知識で水が無ければ4~5日しか持たず動き回っていれば2~3日だと思い出した。
少しは卵で水分は取れるが急いで水の確保を考えなければならない。
(獣が居るから水場はあるはずだ。問題は捕食生物か、武器も無い状態では確実に死ぬな。)
森の傍にある岩場に浅い洞を見つけたので其処を居住地に決め石や岩で竈を造り乾いた木を集め火を起こした。
(何気にこのペン使えるな。)
卵を一つを二つに割り殻をコップや鍋の代わりにする。一息ついたら少し離れた場所から森に入って水場を探した。昨夜感じた獣は怖く浅い所を移動してみたが見つからない。やはり奥に行かないといけないかと思った時太めの蔦が木に絡まっているのが目に入った。よく見ると湿っているペンカッターで傷を付けると水がしたたり落ちたので手に取って口に付けると識に反応し‘水を含む蔦で実を付け食べることが出来る’と頭に流れた。この木は居住地の近くにもあったと記憶していたので水の心配はなくなった。食料は実を幾つか見つけていたのでしばらくは生きていけると居住地に戻った。
「何とかレベルを上げないと、放鳥は飛ぶし脱兎や走栗鼠は早すぎて無理、罠に掛かるとは思えないしな」
他に手が無いので落とし穴を造ることにした道具が無いので適当な木を幾つか用意して穴を掘り細木と枯れ葉で穴をふさいだ。それを10個ぐらい造り作業を辞める。次の日になり罠を見まわると一個だけ蓋が落ちていた棒を手に罠を見ると蓋を伝って上がろうとしているのは軟体貝だった。直ぐに殴り殺し魔甲殻を取り出し手に載せペンのブレーカで割り中身を飲むと“レベルが上がって識が2になったよ”と頭に響く前より力が強くなったようだ。識が2に上がった事で軟体貝の殻がナイフの代わりになると分かり戻って加工を試みる。
「やっぱり硬い棒やペンブレーカーでもダメだ。」
其処で台上の岩に置き上から重く大きい岩を叩きつける。“どっしん、バキン”音がする貝が割れた大き目の欠片が2個取れた。確かに割れた部分が鋭利でナイフの代わりになるが持ち手をどうするかだ。木に挟んだり穴を開けたり工夫し何とか思った形に出来上がった。一個作れば2個目は直ぐに出来た。
「刃物があると無いのでは全然違うな」
木を削り先端をとがらせた槍を数本と槍の石突に引っ掛けて投げる補助道具を造った。
今日こそはと脱兎が良く出てくる場所に近づき槍を投げるが真っすぐは飛ばず当たらない。
「木ではこれが限界出し、後は待ち伏せだな」
脱兎の通りにある木に登り上から狙うことにした。これは思ったより上手くいった。魔甲殻を割って飲むが変化は無かった。どうやら濃い魔甲殻を食べるか弱い魔甲殻の中身を回数飲むしか無いようだ。今の河児には脱兎か走栗鼠もしくは大鶏鳥の魔甲殻を地道に集めるしかない。
「チィッー、また逃げられた。」
一日歩き回り何度も槍を投げたが当たらず罠に掛かった軟体貝一匹しか取れなかった。これは的が小さいので槍では獣の動作についていけないからだ。
ならばと弓を造ったがおもちゃと変わらないが槍で狙うよりかはましなので矢に殻の欠片を付けて猟に向かう。
結果脱兎二匹の魔甲殻を飲み干した。
“ぐぁ”
‘レベルが上がった。識が上限になり慧眼1にスイッチします。’
慧眼は識の上位互換であらゆる物の真贋と品質、調査が情報としてわかると流れてくる。
獣の解体、保存食の作り方、罠や武器の作り方材料なのだ。レベルが上がり獣の狩りが上手くなり数度のレベルアップを繰り返した。
エピローグ
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!“#%&‘な%&(ジジ・・十数人が
『不思議なことだ。生殺与奪に執着すると思えば簡単に命を失くす者がいる。』
『約束を堅持するのか』
『仕方が無いだろう』
『まさかヒューリワールドの民が手を差し伸べるとは』
『どの世も一定量身を呈し犠牲的に行動をする者はいるものだ。』
『しかし、思ったより多かった』
『人類は極限状態に立つと生に対し強欲に欲すると言うことだ』
『休眠を解除しよう』
『だが地球は?』
『後は彼らに託すしかないだろう』
『そうか、滅ぶも避くも彼らが選び選択するのか』
『それを我らは・・・・・・・・・・?』
途中で話が幾つか書きたいがうまく
ないので分けようかと