お願いという名の脅し
すいません!遅れました!
さて、今現在冷や汗がダラダラ出ております。
え?何故かって?
それは…
「私と一緒に冒険してください!!」
こう言われたから
いやーね、断ろうと速攻で思ったんだよ?
でもね、この子の上目遣いを見たらねぇ〜
ま、これ以上一緒にいるとバレる可能性がある
そうなれば……通報だわ!うん
それだけは何としてでも回避しなければ(使命感)
「えーと、ご…」
あり?「ごめんなさい」の「ご」の部分で少女がニコニコしながら腕に武器(片手剣)の先端を今にも刺そうとしてるんだけど?
あれ?これ助ける必要なかったのでは?
まあきっと本当に刺すなんてしないだろう。
流石にそれは恩人に対して失礼だと分かっているはず
「め『ザスッ』……」
わー凄い!HPがどんどん減っていくぅぅ!?
待って待とうよ!?まだ二文字目だよ!?
二文字目で刺してくる人とか見たことないよ!!
怖いわ!!この少女怖すぎるわ!!
つーかこの状態でニコニコしているこの子めちゃ怖いわ!!何!?サイコパスなの!?サイコパスなのかぁァァァァ!?
「私を連れて行ってくれますよね?」
やばい、どんどんHPが減っていく…
やだァァ!!死にたくないよぉぉぉ!!お母さん〜!!
「うん!!一緒に冒険しよう!!」
……あ、言ってしまった。言ってはいけない魔法の言葉を
「本当ですか!?嬉しいです!あ、名乗ってませんでしたね、私はディアナです!よろしくお願いします!」
……あ、これ名乗らないといけないのでは?
どんどん逃げ場が消えていくなぁ…(遠い目)
「えーと、お…私はエデン」
「はい!エデンさんですね!よろしくお願いします!」
「え、えぇ.…よろしくディアナ」
そう言うとディアナは笑顔で頷き
「それじゃあ早速いきましょうよ!」
そう言ってディアナは街の外の方へと駆け出し始めた。
やっとスマホが解放されたのでまたこれから頑張ります!