チュートリアル図書館
「VRゲームをしてみました」2話目です!
ぜひご覧ください!
「……ここは」
俺が来たところは何故だが辺りは本棚が沢山ありまるで図書館みたいなところだった
「あれか?チュートリアルみたいな?」
「そうだね、チュートリアルみたいなものだよ」
「そうだよな、そうじゃなかったらキャラメイクが……って誰だよ!!」
そう言って声主の方を見るとそこには……
「やあ、こんにちは」
机と椅子があり、椅子にはうさぎのフードを被った少年が座っていた
口は見えるけど目元が見えないな…でも声からして……カッコイイよりかわいい系かな?
「今失礼なこと考えてなかったかな?」
「な!?」
な、なんでわかったんだよ!!怖すぎだろ
…ついでにドス黒いオーラが見えるんだけど…
これ答え間違えたら駄目なやつかな?
「まあ、大目に見るとしようかな…」
そう言うとドス黒いオーラが消えていった
……なんか分からないけど助かったと思っていいのか?
「改めて……ようこそ!チュートリアル図書館へ!僕の名前はラビット。よろしくね」
そう言ってうさ耳少年……ラビット(そのまんまだな)は手を広げる。
…さっきまでの恐ろしい気配は何処に…
「なんか失礼なこと考えてなかった?」
「へ!?いやいや!何も考えてなかったぞ!」
「そう?ならいいけど……」
そう言ってラビットは1冊の本を手に引き寄せ、その本のページを開いた
「えーと…何処だったかな〜?……っとあったあった」
そう言って本を開いてこちらに見えるよう机に置いた
「さて…これからそこに記される質問に答えてくれるかな?……あっペンは今から渡すよ」
そう言ってラビットは指パッチンした瞬間、ボンッ!とペンが現れた
とりあえず俺はペンを持って本に向き合った
1,貴方は自分がどんな性格だと思いますか?
A,陰気
2,貴方は友達もしくは他人が虐められていたら助ける人ですか?
A,見て見ぬふりはできないので助ける
3,どんな武器がいいですか?(条件、ゲーム)
A,剣を使いたいです
4,アバター名は何にしますか?
A,エデン
*これにて質問は終わりです。ありがとうございます
そう本に記されるとラビットの方に浮いていく
ラビットはその本を見るながら何故かわからないけど頷いている
「なるほどねぇ……それじゃあエデンさん、貴方の職業が決まりました。スバリ、貴方の職業は
〈魔剣使い〉です!」
「………は?」
え?〈魔剣使い〉?なんだそれ?聞いたことないぞ
「聞いたことないみたいな顔をしていますね、まあこれは一人しか当てることができないシークレット、ですからね」
嗚呼、なるほど、だからか
「説明ありがとう、ラビット」
「いえいえ、こんなの当たり前ですよ、それでは次にキャラメイクを行いましょうか」
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「さてと、こんな感じでいいか」
あの後キャラメイクは全て終わらせた。髪色はエメラルド色でウルフカット。瞳の色は黄色にしておいた
「うん、ありがとうエデン。それじゃあ次に戦闘を実践してみようか」
そう言うとラビットはまた指をパチンッ!と鳴らして俺の手には剣を、少し離れたところに肌が緑のゴブリンがボンッ!と現れた
「この世界にはブレイグスキルって呼ばれてる技があるんだ。そうだな…簡単なのをしてみようか。エデンさん、《スラッシュ》って言いながら敵に攻撃してみて」
「わかった」
そう言って…俺は敵に向かって走り出して
「《スラッシュ》!」
そう言いながら敵を攻撃した。
その瞬間、剣を持っている手に力が入り込み敵を切り裂いた
「……やるねエデンさん、とても良い動きだよ、剣道でもしてたのかな?……おっと現実でのことはタブーだったね。ごめんね?」
そう言うとラビットは手を合わせて謝るようなジェスチャーをする
「別にいいが、いつになったらチュートリアルは終わるんだ?」
俺はチュートリアルが少し長い気がする為聞いてみた
「うーん…チュートリアルは終わったけどね
まだ出ることは出来ないよ」
「!?」
俺は目を見開く
「……それは一体どうしてだ?」
「まあまあ、そんなに長くはならないよ。………さっき言ったハズだけど、僕はエデンさんがなる職業はシークレットって言ったよね?」
そう言われたので俺は頷いて返事をした
「シークレットは少し特殊な職業でね、他の職業より強すぎだりするんだよ、そこで特殊な職業を手に入れた人はデメリットを受けてもらわないといけないん」
「デメリット……」
なるほどな…強すぎてチートになってもあれだからな。だからデメリットを与えるのか
「まあ、デメリットの内容は僕でも分からないけど、向こうに行けば分かるハズだよ」
「わかった」
そう言って俺はまた頷いた
「よろしい!それではエデンさん!そろそろ向こうに送りますね」
ラビットは指でパチンッと鳴らすといきなりドアが現れそのドアが開いた
「いいですよ、エデンさん!そのドアを潜れば行けるので、ぜひ楽しんでくださいね」
その言葉を最後に俺は扉を潜った
その瞬間目の前が真っ白に包まれた
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