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死神さん  作者: もか
第1章「双子のはなし」
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6話「死ぬぞ」

どうして、どうして、どうして!

「だめ!海音を、連れていかないで…………」

「無理」

「お願い!」

「無理なものは無理」

どれだけお願いしてもアラタは聞いてくれない。

「残りの時間をどうするかはお前が決めることだ。見えていたとはいえ、生者に話しかけるなんて御法度だからな。じゃ」

そう言って死神は消えた。

一人になり、立てられなくなって座り込む。

海音が死ぬ。

そんなこと、絶対にない。

そう思ったけど絶対なんて言えない。

実際、アラタが言っていたことは本当にあってもおかしくなくて。

起こる確率も高いだろう。

「…………」

あの日、家族で話したことを思い出す。

海音の意思によって手術をするかしないか決まる。

両親も海音にあわせると開口一番に言ったので同意した。

このままだと手術を受けることになるのか。

海音は、手術を受け入れるんだ。

手術だけはどうしても嫌だと避け続けていた海音。

もし、本当にしんでしまうなら………。

手術も薬も受けないで家でゆっくり死を待つことが一番かも知れない。

でも、…………。

生きてほしい、と海音に願ったのは他でもない朝陽だ。

あの日から海音には会えてない。

会うのが怖くて会えない。

「よし」

今日は病院へ行こう。

そう決意して、チャイムが鳴るのを待った。


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