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兄は異世界へ妹はプレイヤーに  作者: たこおら
異世界生活始動編
3/5

3.スキルと冒険者

―異世界―


気が付くと、俺は西洋風の街中に一人佇んでいた。


(あの女神、マジで異世界に転生させやがった。)


周りを見渡すと商人が荷馬車に乗り、冒険者が市場でアイテムやら食料やらを買っている。

異国情緒溢れた雰囲気に、俺は内心ワクワクせざるを得なかった。


さて、ここが本当に異世界だということを確認したところで、取り敢えずやるべき事を整理しよう。

まず冒険者ギルドに行くことは鉄板だ。

それから旅銀稼ぎもしなければいけない。

というか、最初にパーティーを組まなければ今の俺が魔物に太刀打ち出来るのかも分からない。


そういえば、ルルアは俺にランダムでスキルが与えられるとか言ってたな。

まずはスキルを確認してみるとしよう。


異世界モノでスキルを見る為には…


「ステータス。」


そう呼んでみると、目の前の空中に文字が浮き上がる。


―――


《イサハヤ レオ》


【種族】 


 人族


【装備】


 なし


【アクティブスキル】


 なし


【パッシブスキル】


 なし


【ユニークスキル】


吸血の刃(ダメージエッジ)

 対象にダメージを与える程、攻撃に関する能力値が上昇する。

 攻撃の間に5秒のインターバルが発生すると、振り出しに戻る


吸血の鎧(ダメージアーマー)

 対象からダメージを受ける程、防御に関する能力値が上昇する。

 体力が回復する程、能力値は振り出しに戻っていく。


―――


説明を見る限り、弱くは無いのだろう。

むしろ、シンプルで強く扱いやすい能力にも見える。

一人でも戦えそうなスキルで一先ずは安心だ。


さて、異世界で暮らすからには魔物を倒して生計を立てる方法が一番手っ取り早い。

相場は魔物を狩るのに、冒険者ライセンスやらが必要になるだろう。

ということで、次はギルドに行ってみようかな。


ギルドに行く為、俺は街の人に道を聞いていく。

幸い、俺は人と話すことが苦手なタイプでは無い。

それに、ルルアのおかげで言語は自然に理解出来るし話せる。

世界が違えども言葉が通じるというのは、実に便利なものだ。

そこだけは、ルルアに感謝しても良いかもしれない。


暫くして、無事にギルドに着いた。


俺にも剣やら魔法やらを使える時が来たと思ったら、不覚にも気分が高揚してしまう。

ルルアの前でああは言ったが、実際に異世界を経験してしまうと、抑えていたはずの男心が擽られてしまっている。


俺は唾を飲み込み、早速入口の扉を開けて中に入る。

するとそこは、色々な冒険者で賑やかな雰囲気に溢れていた。


(あれは戦士系か?そっちに居るのは僧侶だな。お、随分位の高そうな魔法系も居るなぁ。)


俺は様々な職業の冒険者達を横目に見ながら、正面のカウンターへと歩いて行く。


「こんにちは、ご要件は何でしょうか。」


受付嬢さんがニコッと笑いながらそう挨拶した。


「冒険者登録をしに来たんですけど…」


「分かりました。では、初期ランクを定める為に、こちらの魔水晶(ますいしょう)に手を翳してください。」


そう言うと、カウンターの上に綺麗な水晶玉が置かれた。

俺は言われた通り、魔水晶へと手を伸ばす。


(頼む!良い数値であってくれ!)


すると、魔水晶が優しく光り出した。


―――


体力 C


魔力 B


攻撃力 B


防御力 C


素早さ B


総合 C

―――


「これは凄いですね!既に中堅冒険者並の数値ですよ!これは超新星になるかも知れないですね。」


受付嬢さんの声が大きくなる。

そして、その声を聞いた冒険者達がざわつき始めた。


確かに、俺から見ても悪くない値だと思う。

欲を言うなら、もっと分かりやすく俺TUEEEEしたかったところだが、まぁ贅沢な願いだろう。


その後、ライセンスを作る為に色々質問された。

しばらくして、受付嬢さんが俺に一本の剣と銅色のカードを手渡す。


「はい、これがCランクの冒険者ライセンスになります。ステータスが上がればランクも上がるので、頑張って下さい。それでは、良い旅を。」


(これで俺も冒険者かぁ。)


俺は高鳴る気持ちと共に剣とカードを手に取る。

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