5話 明日の準備
家に着いたけど、この子、黙って飼っちゃお。
のぞみ「うーん、蛇の食性ってなんだっけ」
私は図鑑を本棚から引き抜いた。
のぞみ「うーん、なんだろう、この子、図鑑に載ってなさそうなんだよね」
新種……でもどうして学校をうろついてたんだろう。
のぞみ「うーん、わっかんね、そうだ、明日の学校の用意しないと」
私は本棚から教科書を取り出し、今日使った教科書を本棚に押し込んだ。
のぞみ「新しく本棚買わないといつか壊れちゃうな」
そして机に手をかけた時、カッターナイフがたまたま落ちていて、手に切り傷ができた。
のぞみ「痛……片付けしてなかったからか……部屋も汚いし、後で掃除をしないとな。
そして私は手の手当てをして、ベッドに飛び乗った。
のぞみ「……この蛇、どうしようかな」
蛇は私の腹の上に乗っていた。
のぞみ「明日考えるか、うん、そうだ、明日早く学校に行かなくちゃだめじゃないか」
私は一週間に一度校門に立って挨拶をしないといけない当番だった。
のぞみ「お姉ちゃん帰ってこないし、どこに行ってるんだろう」
そして私は部屋の電気を消し、私は眠った。
次の日、私は静かに起き上がった。
のぞみ「……?」
私の胸付近がやけにモコッと盛り上がっていた。
のぞみ「一夜で胸がデカくなったのかな」
そういうあり得ないことを言って布団をめくった、そこにはアルビノの髪の毛、肌は白色の女の子が私のシャツを吸っていた。
のぞみ「ヒッ……誰ぇぇ!?!?」
????「ふきっ……」
よく見ると全裸じゃないの……」
のぞみ「……とりあえず服を着て、早く!」
????「ふきゅ……」
その子は服を着た、まるで子供のようなはしゃぎようで。
のぞみ「あなた……だれなの!?」
その子は私の言葉を無視して私が昨日着ていた服の胸ポケットに入ろうとした。
のぞみ「それと、蛇がいない……どこにってもうこんな時間だ!?」
私は急いで学校に向かった。
????「……きゅ?」
のぞみ「まずーい!、どけどけどけぇ!!!」
私は走って学校に入った。
生徒「1分遅刻だ、早く来なよ」
のぞみ「しゅ……しゅ……」
生徒「しゅ?」
のぞみ「しゅるしゅるが人間に!!!」
生徒「目を覚ませアホ」
そうして私に冷水をかけてきた。
のぞみ「起きてるよ!」
その時、私をつけてきていたのか知らないけど、あの子が私の後に校門を抜けた。
????「きゅ♡」
生徒「……ええ?」
のぞみ「違うの!これは……えっと……その~」
私は目線をそらしながら言い訳を考えた。
のぞみ(え?これって、何?新手の百合?)
その時、最悪なタイミングでまゆみが登校してきた。
まゆみ「よっすー、のぞ……み?」
のぞみ「あ……ひゃー」
私は何が起こっているのか知らず、小さな脳が私の思考をショートさせた。
まゆみ「生きてるかー?」
????「きゅ♡」
まゆみ「パンツ穿いてないじゃないの、何?誘拐?」
生徒「いや、分からないんだよな、俺もこの状況」
のぞみ「いや……フィクションじゃないけどさ……まさか、あの時の!?」
????「きゅ♡」
そうか、あの時の蛇なのか!?でも蛇から人に普通なるのか??
のぞみ「ええぇ?」
その時、綾瀬が登校してきた。
綾瀬「ブフォ」
のぞみ「これは違うの!!」
綾瀬「今すぐ屋上にこい」
のぞみ「えっ!?」
私は綾瀬に腕を引っ張られ、屋上に呼び出された、その蛇の子もてちてちと階段を登ってきていた。
綾瀬「なんで守護霊がほかの人に見えてるんだよ……それに人の姿になってるし、お前、おかしいぞ」
のぞみ「人の姿は今日の朝なってたんだ!」
綾瀬「なるほど、君の血を分け与えてないか?」
のぞみ「いや……朝は胸を吸われてたけど」
すると綾瀬は吹きだした。
綾瀬「ほら、ケガとか……」
のぞみ「あー、確かカッターで手を切っちゃったね」
綾瀬「絶対それだ、守護霊は人間に興味がわかない限り、血を舐めたりしないんだ」
のぞみ「へぇ……」
????「シャー」
綾瀬「威嚇しているようだが、今は安全かもな」
????「ぱぷ」
綾瀬「……手を食べてきた」
のぞみ「こらっ」
綾瀬「それで、この子はどうするんだ?」
のぞみ「一旦先生に見せようかなと、その後の予定とか立てたいし」
綾瀬「にしても下着穿いてないんだな」
????「きゅ……」
綾瀬「それとまだ日本語をしゃべれないようだ、教育をしてやってくれ」
のぞみ「ええ……?」
そして綾瀬は教室に向かった。
のぞみ「……どうしようか」
????「きゅ♡」
のぞみ「一旦先生のところに行くっきゃないか」
私は相沢先生の部屋に向かった。
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