16話 怨念
のぞみ「こうしてみると小さい幽霊いるのね」
綾瀬「見えてないだけで実はたくさんいるんだよ」
小さい幽霊から大きい幽霊までいた。
綾瀬「学校は人から出た恐怖とかが集まってるのよ」
まゆみ「へぇ」
假谷「だったらあの教室の中にいる幽霊は?」
綾瀬「ああ、多分いじめられた子の恐怖とかが具現化してるのよ」
假谷「成仏ってできるの?」
綾瀬「祓ったら消えるんだ、成仏なんてできやしない」
すると後ろから聞いたことのない声が聞こえてきた。
幽霊「ねぇ」
まゆみ「どうしたんだい?」
綾瀬「まずい、危ない!」
私は後ろを向いた、そこにはまゆみの肩に手を置く幽霊がいた。
まゆみ「えっ」
綾瀬「よっこいしょ!」
綾瀬が持っていた札を幽霊に当てた、すると幽霊は消えていった。
まゆみ「あれ……」
綾瀬「ふぅ、黄泉の国につながってる悪霊だったか、危ないなぁ」
まゆみ「あれって……?」
綾瀬「ああ、話しかけちゃダメな悪霊だ、話しかけたら黄泉の国に連れていかれる」
假谷「そうなのね、ならあれは?」
綾瀬「ああ、ちょっと逃げた方がいいかも」
すると赤い服を着た女の子はステップしながらこっちに近づいてきた。
綾瀬「まっずい、逃げるぞ!」
假谷「次から次になんだよ!!!」
のぞみ「あれ、いかないの?」
????「うん」
綾瀬「もしかしたら……」
すると蛇の子はみるみると大蛇になっていった。
????「シャーーー」
威嚇の声を聞いた途端、赤い服の女の子は逃げていった。
綾瀬「そういう事なのね、あなたは地心霊、そうなのね、お勤めが終わったのね」
すると大蛇は綾瀬の上半身を丸呑みした。
のぞみ「こら、やめなさい」
すると口から離した。
綾瀬「それが愛情表現なのね、いい子だな」
そして私に巻きついてきた。
のぞみ「もう、くすぐったいんだから」
そして私たちは夜の学校探索を続けた。
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