13話 守り龍
のぞみ「ぽやぽやぁん」
私は帰りしなに口癖のぽやぽやと言っていた、その時何かが地面を這っていた。
のぞみ「蛇かぁ……黒蛇には気をつけろって言ってたけど、普通の黒蛇じゃないか」
その蛇は私に向かってきている気がした。
のぞみ「黒蛇に気をつけろって、追いかけまわされるってことか」
私は後ろを向いて走った、黒蛇は後ろからも、そして前からも来ていた。
のぞみ「ひえぇぇ」
私は蛇の隙間を走って飛んだ。
のぞみ「こんなことになるのぉ!?!?」
その時、こっそり入れられていたお札が熱くなった。
のぞみ「こっそり入れられてたお札だ……どうしたんだろう」
するとお札から、半透明な龍が出てきた。
のぞみ「すっげぇ!?!?」
その時、綾瀬家では。
綾瀬「私行ってくる」
頭首「ああ、クラスメイトを助けてやれ」
綾瀬(万が一の場合に守り龍を忍び込ませてある、だがこんな反応は今までにない……)
私は反応の強い場所に向かった。
綾瀬「なるほど、これは面倒だな」
そこには黒蛇の集団がいた。
のぞみ「おおおおお!?!?」
半透明な龍に乗っているが、黒蛇の量が凄い、それにあれって、綾瀬じゃないか!?
のぞみ「イヤァァァァ!!!」
急降下してきた、私は投げ出されるかと思った。
綾瀬「キャッチ、でもこの量、あの技使うしかないか」
すると服を脱ぎだした、そして腕に巻かれてある布を取り……
綾瀬「我が内面に映る獣よ、主を救いたまへ」
その言葉を発した時、腕に紫の光が走った。
綾瀬「おっしゃー!」
そして、地面に向けてはなった拳は黒蛇を消え去った。
綾瀬「……急いで封霊布を巻かないと暴走しちゃう」
のぞみ「すごい……」
綾瀬「でしょー、それに、真夏なのに長袖なのはこれがあるからなのよ」
のぞみ「でもその模様って……」
綾瀬「ああ、呪いだ、呪印っていう事が大半だ」
のぞみ「かっこいいね」
綾瀬「いずれ、のぞみもつくかもしれないよ?あの白蛇と過ごしていたら」
のぞみ「そういえばそうだよね……」
綾瀬「じゃ、家まで送っていくよ、あの様子じゃ、ただ事じゃないからね」
そして私は綾瀬の付き添いで家に無事帰れた。
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