12話 封霊の札
綾瀬「蝋燭は何処だっけ」
蝋燭を見つけ、火をつけた、電気を使わないのはどうしてなんだろう。
綾瀬「ここだ私の部屋なのよ」
辺りにはお札がびっしりと貼ってあった。
のぞみ「少し気味が悪いな」
綾瀬「それ本人の前でいう事?」
のぞみ「どうして連れてきたんだ?」
綾瀬「私はね、もう人じゃないんだ」
のぞみ「ん-?人じゃないって、どういう事なんだ?」
そう言って私は綾瀬のほっぺをつねった。
綾瀬「私は私なんだけれどね、この封霊の札で何とか人の魂を保ってるわけ、頭首もそうだ」
のぞみ「でもはがせって……」
綾瀬「あれは悪戯だからいいの、それで出歩く際はね、一般の人の意識を刈り取るレベルの札を持つのよ」
のぞみ「へぇ……」
綾瀬「札を作るの見る?」
のぞみ「いいの?」
綾瀬「汚さなければいいんだ、見てみて」
静かに筆を動かした。
のぞみ「すっごいねぇ」
綾瀬「でしょー?完成前の札を作っただけで、一から紙を作るんだけれどね」
のぞみ「凄い地道だね」
綾瀬「それが凄い達成感が凄いのよ」
のぞみ「へぇ……」
綾瀬「じゃ、これで帰ってもらうか」
のぞみ「夜遅いし、帰るよ」
綾瀬「ああ、後、言っておきたいことがある、黒蛇には気を付けて」
ポケットに何かを入れてきた。
のぞみ「じゃ、さいならー」
綾瀬「……気を付けて」
私は家に帰った、帰ったとしても蛇の子がいるだけなんだよね。
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