第五話:文化祭での大事件とそれから
運動祭が終わり文化祭の準備が始まると、クラスは一丸となって出し物の準備に取りかかっていた。
そんな中、朝倉蓮と水島カナはペアとして装飾担当を任されることに。
「カナ、俺たちでちゃんとできるのか?」と蓮が不安げに尋ねると、
「大丈夫だって!私がいれば何とかなるよ!」とカナは胸を張る。
しかし、準備中に大きなトラブルが起こった。
展示用の大きな看板が倒れてしまい、クラスの装飾が台無しになってしまったのだ。
「やばい、これどうしよう!」と焦るクラスメイトたち。
「俺らがなんとかするしかねえな」と蓮は決意を見せる。
カナもすぐに気持ちを切り替え、周囲を盛り上げながら作業を指揮した。
二人は協力して、看板を直し、新しい飾り付けも考え出す。
その間の軽妙な掛け合いに、クラスメイトたちも笑顔を取り戻した。
文化祭当日、蓮とカナの協力のおかげで、クラスの出し物は大成功。
多くの人が訪れて盛況となった。
イベント終了後、片付けの最中、カナが蓮ににっこりと笑いかけた。
「これからも、ずっと隣でよろしくね♡」
蓮は照れくさそうに目をそらしながらも、苦笑いで答えた。
「……めんどくさいけど、悪くないな」
二人はそう言い合いながら、これからも続く日常に少しだけ期待を感じていた。
そして学園の風景は、笑いと軽口が飛び交う、あの日のままに戻っていった。
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