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♯19

地下室の天井が崩れる轟音と悲鳴を聞きながら、オレは一人、屋外に出た。


昇りかけの太陽が、吸血鬼には、嬉しくないぜ★




「そして、人間は誰もいなくなった……」

オレは、斜に構えて呟いてみた。


湿った風が吹き抜けて、聞くものとていないオレの、カッコつけ呟きを無情にかき消す。



息子にテレパシー連絡し、施設の庭のベンチに腰掛けると、ヘリの迎えを待つことにしたのだった。

再生に体力を使ったので、迎えを待つ間、採取したての血液を摂取して、時を過ごすコトにした。



いやはや。

当初は、オレがセミナーツアー参加者を皆殺し予定だったのだが、人間とは、哀れな動物である。嬉々として互いに同族殺しをするとは……


ま、煽ったのはオレですが★



オレは感慨にふけった。


どうやら、人間界は、魔界とは違う、修羅界とやらで成り立っているに違いない★




しばらくすると、ヨロヨロと、シバが建物から出て来た。


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