表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/44

2話 異世界転移が終わりそうです

「なぁ俺ってどうなるの?」


名前も知らない兵士に尋ねた


「さぁな、悪ければ処刑されるんじゃないか」


「そっか、終わるのか…」


ってちょっとまてぇぇぇ!なんで?なんでこうなった?

こういうのってハーレム無双でウハウハするやつじゃない?!

もうやだ…お家帰りたい…


「だが、犯罪歴が無く改善の余地があるなら仮釈放もあるけどな」


「仮釈放ってなんだ?」


「お前そんな事も知らないのか?どっから来たんだよ」


「まぁめっちゃ遠い所(日本)から何も知らずに(裸で)来たので」


嘘は言ってないぞ嘘は


「ど田舎か?まぁいい仮釈放は期間内に再度罪を犯さなされば解放されるんだよ、よほどの事が無ければな」


執行猶予みたいなものか?

よほどの事って何だろうか?


「ちなみによほどの事ってどんなの?」


「まぁ殺人や貴族様関係、違法奴隷、後は度合によるけど強盗や卑猥なものだな」


あ、終わった…

そうだよな、日本でもアウトだもんな…さよなら俺の人生、さよなら俺の異世界生活


「どうした、この世の終わりみたいな顔して」


「大丈夫です、気にしないで下さい、はい…」


うん、まぁもし恨むならあの駄神だよな

次あったら殴り飛ばしてやる

そんな思考にふけっていると牢屋の入り口の扉が開いた

あ、あのおっさんだ


「ミジル、そいつを連れて来い」


「ハッ!了解しました!」


え?そのおっさんやっぱり偉い人なの?

てか、もう決まったの?早くね?まだ心の準備出来てないんだけど


「オイ、行くぞ」


「まってぇぇぇ心の準備をさせてぇぇぇ!!」


はい、抵抗むなしくさっきの部屋に戻ってきました。

もう少しでいいから異世界楽しみたかったなぁ


「何を悟りを開いたような目をしてるんだ、とりあえずこれに手を乗せろ」


そういって何か変な玉みたいなやつを取り出してきた

なんていうか占い師が使いそうなあの丸いやつとしか言いようがない

ひとまず言われたとおりに手を乗せる


「よし、これから俺が言う質問に答えろ」


あ、これアレや異世界でよくある嘘発見器みたいなやつや


「わかりました」


「名前はトミタケタケオ、年齢は24歳間違いないか?」


「あっています」


そう答えると玉は青く光った


「間違いないないか」


「次だ、今回の事件が初犯か?」


「は、はい」


よかったー青く光ったよ

ただ初犯とか言われると動揺するよね

だって元日本人だもの


「ほぅ、では他に仲間はいるか?」


「居ません」


またしても玉は青く光った


「なるほど、では最後だ自分の意思でやったのか?」


「ち、違います!」


あんのクソ駄神のせいだ!断じて俺の意思ではない!


「これも青か、なるほど少しここで待っていろ」


そう言っておっさんは出で行った

さて、どうなるのやら不安と不安しかないけどせめて良いようになる事を祈って待つか

相変わらず残った兵士は睨んでるけど…お願い、怖いから睨まないでおしっこチビっちゃうから

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ