10話
はい、訓練場?みたいな広い所に連れてこられました。
裏路地とかじゃなくて良かった…でもウーサン(仮)が入り口に側に居るから結局逃げられなくね?
「とりあえずこいつを使え」
って言われて木剣投げられたんだけど拾わなきゃダメ?
そんなガン見しないで、拾えばいいんでしょ拾えば
でもこれからボコボコにする相手に武器を渡すなんて律儀だなぁ
ボコボコする時点で律儀もなにも無いけど
「拾ったなら早く構えろ」
「一応聞きますが逃げる事って出来ますか?」
「ならん」
ですよねー分かってましたわー
やりゃーいんだろやりゃーよ!こうなったらやけくそじゃぁぁ!!
「ほう、逃げるといいながら先手を仕掛けてくるか」
逃してくれないならやるしかないだろうが!
何か「ほう」だよ!何をブツブツ言いながら余裕の顔で受けてるんだよ!
こえーよ!早くボコボコにするならボコボコにしてくれよ!
「もういい、だいたい分かった」
え?ボコボコにされるんじゃないの?
いいの?あれ〜?
解放された後に受付に連れてこられました。
なんでー?受付の人もニコニコしてるしなんなのー?
「いつもお疲れ様です。それでどうでした?」
「悪くはないって所だな、剣を持って1日2日って感じはしないな」
「おぉー、では大丈夫そうですか?」
「少なくてもムリはしなければ大丈夫だろう、ただ剣がまっすぐ過ぎるのと基本的ステータスは一般人並だろう」
あれ?もしかしてさっきのって試験的なやつなの?
俺普通にテンプレな悪い人だと思ってたんたけど
今も後ろの奴ら「おぉー今回は大丈夫かぁ」とか「掛けは俺の勝ちだな早くビール奢れよ」なんて言ってるし!
「何を一人百面相してるんだ、冒険者登録しに来たんではないのか」
「あ、はいそうです」
言えねーよ!悪党顔してるからボコボコにされるって思ってたなんて言えねーよ!
「えーっと冒険者登録したいのでお願いします」
「はい、ではこちらに記入お願いします。文字はかけますか?かけない場合は有料ですが代筆も可能ですよ」
あれ?俺かけるのか?とりあえず書いてみるか
名前:トミタケ 性別:男
スキル:剣術
得意な事:家事
これでいいのか?てか、これだけでいいのか?いくらでも詐称出来るぞ?
「これでお願いします」
「はい、では確認しますね」
思ったより簡単なんだな
「あのー」
「何かありましたか?」
「得意な事は前衛とか後衛、どんな事を出来るみたいな事を…」
「………………家事です!」
「…野営時に料理等でモチベーションを上げれるにしときますね」
「はい…お願いします」
はずかしいぃぃぃよぉぉぉぉぉ!
アピールポイントって書いててよ!この世界俺の心に優しくないよ!
受付のお姉さんの優しさがより優しくないよぉぉぉ!!!




