最凶の害獣 中編
ごめんなさい!本日用事の為凄く短いので流し読みでもすぐ読めます!
用事が終わったので急ぎ編集して600文字ほど伸ばしました!
「も…もう限界ですよぉ…ふ、ふう……ぶへぇ!?」
あっ…
アリエスがドレイクの薙ぎ払われた尾に吹っ飛ばされた。
そりゃ何時間も死闘繰り広げてたんだから…逆に今までよく逃げ回れてたな。
挑発したのはアリエスなので自業自得なんだが。
これで懲りたかな?
「う…うぅ…もう動けませんよぉ…いたた…」
ありゃ?マズいな、アリエスが原っぱに転がったまんま動かない。
このままでは…
『グガァァァァァ!!』
ドレイクがアリエスにトドメを刺そうと動き出した。
だが残念!仲間が死ぬのを傍観するほど外道じゃないんでね!妨害させてもらうよ!
ユーリとカムイも動き出した。
「仲間を殺される訳にはいかないんでね!さぁ集まれ氷点よ!氷第2魔法【氷華】!」
俺はドレイクの足に向かって氷魔法を放った。
『グゴォォ!?』
ドレイクの足からスネにかけて氷の華が生まれた。
動きが鈍った!次頼むよ!
「おぉ誠やるなぁ!さぁドレイク!次は俺が相手だ!かかってこいやぁ!」
ユーリが剣を構えてドレイクの前に飛び出した。
『グガァァァァァ!!!』
ドレイクが氷を自らの火で融かした。
そのままユーリに突撃していく。
危ないっ!
と思ったが、初撃は剣で防いでいた。
しかし…そのまま押されてしまうのでは…?
『ガァァァァァ!?』
「残念だったなトカゲ!さっきのタイマンでてめぇの動きは見切ってんだよ!」
と、思いきや、まさかの押し返している。
ユーリはうまくドレイクの攻撃をいなしながら少しずつ切り傷を入れていた。
よく剣で押し返せるな…。
「ふむ…時間稼ぎにはなりそうじゃな。今のうちにアリエスを起こしておくか。数多の光よ…傷を癒やしたまえ…【快癒】。」
傷ついたアリエスの周りを光りが囲っていく…
たった数秒でアリエスの傷はきれいに無くなっていた。
「元気100倍!アリエスここに見参!」
アリエスが突然飛び起きてこう言った。
こいつの元気はどこから来てるのやら…。
「ユーリくん!選手交代です!さ、さぁウスノロトカゲ!わ、わわわ私が相手ですよぉ!」
『グゴラァァァァァ!!』
「あれぇ!?ちょっと!どこ行くんですか!」
ドレイクが視線に捉えていたのは後ろに控えていた冒険者たちだった。マズい!あのドレイク、控えている冒険者たちを狙ってやがる!
『グァァァァァ!!』
ドレイクが真っ赤な炎を吐いた。
氷華を撃ってから少し下がっていたが、10mほど離れていても熱気が伝わってくる。
っ!…このままでは冒険者たちが焼かれる!
「誰が為の我が能力!開け天翼!同士を守るため!【守防の天翼】!」
突然アリエスが詠唱を始めた。
どうやら守備魔法らしいが…。
唱えた途端、アリエスの体から光が溢れ、冒険者たちの元へ飛んでいった。
「っ…!大丈夫なのか!?いざという時のため準備を…」
もし的外れの魔法であったら困るので、急ぎ相殺する為の魔法を準備していたのだが、それは杞憂に終わった。
光が冒険者たちの体に触れた瞬間、冒険者たち6人の体を包むように何かが白い光と共に姿を現した。
…………。
羽?
羽だった。凄く大きい白い翼である。天使が背中に付けてそうな羽であった。
羽が冒険者たちを包むと当時に、ドレイクの真っ赤な炎が飛んできた。
ードォォォォン!ー
刹那羽と火炎が激突した。
羽は一瞬で火炎に焼かれる…
と、思ったのだが、羽はびくともしていなかった。
まるでダメージがない。
流石に最凶の魔獣と言っても、ダメージが入らなかったのは想定外だったらしく、ドレイクは驚きのあまり、開かれた翼を凝視していた。
チャンスだ。数秒とはいえスキを見せている。
おそらくこのチャンスを逃せば次はないだろう。
俺はカムイたちと頷きあった。
「弱り果て、もがき苦しむが良い!【免疫低下】!今じゃ!」
「一気にきめる!…集まれ火粉よ…火炎第2魔法【爆炎球】!」
「俺も負けてらんねぇな!剣のサビとなるがいい!【一刀両断】!」
「あわわ!私もいきますよぉ!開け天翼!【落羽の天翼】!堕ちろ鋭羽!」
冒険者たちも総じて攻撃を仕掛け、全員の今持てる最大限の攻撃が、ドレイクに降り注いだ。
平日よ、私が相手だ((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆オラオラオラオラ
勝てないんですよねこれが。
深夜にめっちゃ編集しました。頑張った(ドヤ