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勇者様は能力を奪われました。  作者: 双葉
第2章
13/25

極端な性格。(カムイ視点)

前話のカムイ視点でのお話です。

女同士で語らいます(?)

なんかお花つみに行くわよ!とか言われてアリエスとやらにつれて来られてしもうたわ…。

少しばかり怖がりなのかの?


「ね、ねぇ!カムイさんいるわよね!?いたら手出しといて!なんなら見ててくれてもいいからさ!あ、新たな道開けるかもよ!」


いや…人が花つんでるところを凝視するような性癖ではないんじゃが。こやつ色々と大丈夫なのか?


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「いやぁ〜!助かりましたよカムイさん!あっ、そうだ!あの時は突然襲ってすいませんでした!」


突然アリエスが飛び上がって土下座した。

いや飛び上がって土下座するやつとか初めてみたんじゃが。


「いや別に…さほど気にしておらん。後、わらわはカムイで構わんよ。」


「そうですか!それじゃお言葉に甘えて!私もアリエスと呼んでくれても……もう呼ばれてますね。さて!呼び捨ての仲ですから!お友達である私の悩みを聞いてくれませんか?」


そうかそうか…ん?突然のお悩み相談!?てっきり愚痴やらなんやらだと…。まさかの展開…。


「まぁ…構わんよ。それで?お悩み相談というのは?」


「ありがとうです!えっとですね、じ、実は私…記憶喪失なんですよね…。あ、このことはユーリには内緒でお願いしますね!」


ん?んん?自身の恐怖心やらなんやらを相談されると思っていたんじゃが…。記憶喪失とな…?


「記憶が無いのは、ユーリと出会うまでの記憶なんですよ。ユーリって異界人だったらしくてですね、露頭に迷っていたみたいなので…とりあえず助けたんですけど。違和感しか無いんですよね…。」


ユーリとやら、異界人だったのか…、通りで【麻痺】に抵抗できていたはずじゃ。大方抵抗力が強いのだろう。

しかし…違和感とな?

こやつ、思ったより重症ではないか?


「自分の性格はなんとなく自覚しています。身分の分からない人と旅なんてたとえ異界人でもとても無理ですし…。本来ならスルーするはずなのに…なぜか使命感を感じちゃったんですよね。助けなきゃって。悪魔とかもなにかわからないのに突然カムイたちを襲っちゃいましたし…。カムイたちに自己紹介したときも…、神より賜った!なんて言っちゃったんですよ。自分にそんなイタい口癖があるわけ無いですし、迷惑千万ですよ!現に殺されかけましたし!なんですか死因 厨二病って!?」


ふむ…色々と溜まっていたものを吐き出したからか、調子が戻ってきとるな。

その後も延々とアリエスは愚痴を吐きまくってた。

ユーリに好意を抱いており告白したらしいが、鈍感ゆえかスルーされたと…なんかユーリってラノベの主人公のようなタイプじゃな。


「はぁ〜色々と吐き出せてスッキリしましたよ!カムイは今から私の1番の親友ですよ!ほら!仲良しのハグ!」


ファッ!?

突然抱きつかれた。

コヤツ…中々のポジティブ思考じゃの…。


しかしなんとなく悪い気はしないカムイであった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


そういえば…アリエスも異界人という説も無くは無いか…?

カムイは男性陣との集合場に戻る最中ふとそう思った。

ユーリとやらが露頭に迷うくらいじゃから、この世界に迷い込んでからそこまで時間は経っておらんはず。もしかすれば…?


つまり同じ世界の住民で、記憶を失った可能性もあるというのがカムイの見解だった。


とりあえずステータスを確認させてもらうか…。

と、【情報透過】を使った。


「ん?」


「カムイ、どうかしましたか〜?」


「い、いや、気にせんでくれ。」


いかんいかん、つい声をあげてしまった。

しかしなんだろうか?この変な能力は…?



《能力【守護天使】》


守護天使…?お主本当に人間なのか…?

カムイは喉まで出かかった言葉をなんとか抑えて考え込むのだった。

簡単な(?)ステータス説明


[誠]

体力と魔力に補正の偏った無駄に火力の高い魔道士タイプ。筋力に欠片も補正がかかってない、前世で武術武器を扱ったことが無いため、前衛は不可能。ただし、後衛であれば、安定した魔法攻撃ができる。因みに回復や強化魔法は苦手。


[カムイ]

魔力に大きく偏っており、その中でも回復魔法に補正の偏った、回復寄りの賢者タイプ。師匠が攻撃魔法を苦手としていたので、回復魔法がやたらと上手い。チームのサポートもできる。本人曰く万能型らしい。因みに誠とは違って、筋力にも多少の補正があるため、前衛も可能っちゃあ可能。


ユーリとアリエスも紹介できたらいいな。

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