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勇者様は能力を奪われました。  作者: 双葉
第2章
11/25

男女2人の旅人

なんか長くなりました。とりあえず今回新キャラですよ!

「あれぇ?避けられちゃった。完全に死角をとったと思ったんだけどなぁ?」


「いやいや、お前の殺気はやばいと思うがな…そりゃ気づかれるわ。」


後ろから現れたのは男女2人組だった。

男の方は短髪黒髪の眼帯。女の方は金髪ロングヘアーで頭に鉢みたいなのを巻いていた。

何このコスプレしたイタい人たち?


ちょっと待て。女の方槍構えてんじゃんこっわ。


「あなたからは莫大な魔力を感じます…。隠しても無駄ですよ!あなた悪魔でしょ!?さぁユーリ!天罰を与えてやりましょう!」


「待て待てアリエス、人の話も聞かずに武器を構えるのはどうかと思うが…?ちょ!待てって!」


女の方はもはや相方の話すら聞いていなかった。突然槍を突き出して突撃してきた。

ガチの戦闘狂じゃねぇかおい。てか悪魔ってなんだ…よっ!?

槍が足元すれすれを槍が通り抜けて行った。足から潰す気かよ!

間一髪で避けれたが…これかなり面倒な事になりそうだな…。

ヘルプカムイ!


「えっ!?なぜわらわに聞くんじゃ!?あんな戦闘狂の扱い方なぞ知るわけなかろう!?とりあえず話の通じる方になんとかしてもらえ!」


それもそうか。えっと…うおっ!?危ねえ!

女の方が思いっきり槍振ってくるからマジでこわい。目が逝ってんじゃん。とりあえず動きを封じなきゃキツイな!?

えっと…この魔法でなんとか!


「【拘束】!」


「【拘束】に【リターン】を付与!」


カムイの姉御が援護魔法を掛けてくれて助かった…。これで解除するまで彼女は絶対に動けないはず…はぁ…やばかった…。

てか拘束しても収まらない殺気マジでこわいです。


「くっそ!まさかやられるとはな!アリエスを離せぇぇぇ!」


!?

突然男が斬りかかってきた。不味い!このままじゃ首飛ぶ!


「貴様は横になっとれ!【麻痺】!」


男が横に倒れた。

カムイが間一髪で動きを止めたか…。マジで助かったよ…。


「お主…大丈夫か?ふぅ…久々に恐怖を味わった気がするわ…。」


カムイも予想しない奇襲だったのか汗を拭っていた。俺も冷や汗がやばかった。対人戦なんて経験しないから余計にキツかった…。


「くっ……我々の…負けだ…煮るなり焼くなり…好きにするがいい…。」


女の方は戦意を喪失したのか先程のような殺気も消えていた。

男の方も麻痺して動けないのだろうが、抵抗する素振りを見せなかった。煮るなり焼くなりするくらいなら村までとっとと行きたかったわ。

てか悪魔ってなんだ?なんで俺は悪魔って言われんだ?俺そんなに悪魔に見えるか?


「いや…あなたが莫大な魔力を持っているから…悪魔だと思ったのんですが……………あれ?もしかして悪魔じゃない感じですか?」


「だ…から…言っ…たんだ…人の…話…聞いと…けっ…て…」


「あぁ〜よく見たら悪魔とは違う魔力をお持ちですね〜これは…やっちゃいましたね…うわぁぁぁごめんなさいぃぃ!」


突然女の方は顔を赤くしながら首をブンブン振っていた。

男の方は完全に呆れ顔である。それから俺達に向かって謝ってきた。


「悪かっ…た…アリエス…が…殺され…ると…思って…剣を…振ってしまっ…た…すま…ない…」


「ちょっと待てぃ!?謝罪は受け入れるがなんでそんなに俺悪魔に見えるの!?幼女連れてる悪魔とかいねぇだろ!?幼女好き悪魔でもいんのか!?どんな物好…」


何かに思いっきり頭を殴られて俺は気絶した。意識を失う瞬間、なんか敵だった2人にも、呆れ顔で見られてたような気がするのは気のせいだろうか。

【拘束】 相手の動きを封じる。時間制限あり。


【リターン】 【拘束】や【麻痺】などの身体に影響を及ぼす魔法の時間を伸ばす。解除しない限り永続。ただし元の魔法が弱ければ弱いほど破られやすい。


【麻痺】 相手をしびれさせる。時間制限あり。


カムイはロリです。でも指摘されるのは腹が立つそうです。

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