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勇者様は能力を奪われました。  作者: 双葉
第2章
10/25

森の外へ

「うわー日差しが眩しくて灰になるんじゃー」


「棒読みカムイクオリティ」


「貴様死にたいようだな。」


「よかろうならば戦争だ。」


軽口を叩き合いながら俺達は森を後にした。

カムイ曰く、とりあえず道に沿っていけば村には着くだろうと。

正直どちらへ行けば村へ着くのかは覚えていなかったが、カムイが覚えていたので助かった。急げばたった1日で着くらしい。

…。

「1日で着く」って結構遠くね…?


〜2時間後〜

どれくらい経っただろうか?結構歩いたと思うがまだ村は見えてこない。カムイはこちらで多分あっていると言うが。

…。

多分?


〜さらに2時間後〜

朝早く出たはずなのにもう真上に日が昇っている…?

はえーよ、もう昼時かよ…。

カムイは歩き疲れたらしく、おぶってくれとグズり始めたのでおぶっていたら寝てしまった。

お前何歳だよ。絶対16じゃねぇだろ?


「!?」


うわっ!?突然カムイが顔を上げた。いや結構心臓に悪かったよ?


「お主、3秒後に首を左へ大きく傾けよ!」


3秒後!?何唐突に!?しかしカムイの顔が本気なので悪ふざけではないのだろうが…。


「3…2…1…今!今じゃ!」


えぇい!もうこの際悪ふざけだろうがなんだろうが関係ねぇや!どうにでもなれだ!

俺は首を大きく左に傾けた。


ビュォォォン     グサッ


顔の左を何かが通り過ぎていった。目の前の土に刺さっていたのは……剣?いや違う。この大きさ、もしかして…


「これは…大剣じゃなぁ…。」


え?なんかヤバくね?

大剣をこの速度で投げるって…えっ。

大剣を空を切るように投げれる奴はマジでやばいと思いますね。

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