作者達の会合
無礼を承知で陰猫さんとの会話(妄想)を執筆させていただきました。
ある家の中に2人の男が机を挟んでマグカップを手に座っている。
マグカップからは湯気が出ており中にはコーヒーが入っていた。
1人は中学生程の子供で黒地にアニメの様な猫がプリントされた長袖に防寒用のズボンを履いている。
もう1人は30歳程だろうか。
赤いセーターにジーパンと言う簡素な出で立ちだ。
寝起きのねこ(以下「寝猫」)「今回はお誘い頂きありがとうございました。陰猫さん。」
陰猫(改)氏(以下「陰猫」)「いえいえ、こちらの方こそユイ君の許可をくれてありがとうございます。寝起きのねこさん。」
2人はお互いに笑い合う。
寝猫「しかし、最初にお話を頂いたときは本当にびっくりしましたよ。学校から帰ってきて、サイトを見たら『メッセージが届いています』なんて言う見慣れない通知が来ていたんですから。」
陰猫「ご迷惑でしたか?」
陰猫氏が心配そうに聞く。
寝猫「いえいえ。まず、信じられなかったですね。もちろんいい意味ですよ。メッセージを読んでも実感が無くて。その後、頭に入ってきた時にはもう興奮して家中を踊り回っていましたから。」
陰猫「なんかシュールですね…というよりその時、インフルだったそうですから、安静にしていてくださいよ。」
そういうと陰猫氏は周りを見渡す。
そこは寝起きのねこの家だ。
コラボ相手がこの家中を跳ね回っていたのだろうと想像しているのだろう。
寝猫「まぁ、そのあと家族に『静かにしろ』って怒られましたけど。」
陰猫「おそらく普通の反応かと…」
寝猫「無論承知していますよ。でも、初めて小説家になろうの方で逆お気に入りをしてくださった方が陰猫さんでしたから。初めてのコラボも陰猫さんというのはそれくらい嬉しかったんです。それに、年末に投稿していた宴会みたいに他の方とまとめてやるのかな? なんて思ってたらタイマンで、しかもお話にも組み込んで頂いて。読んでいて楽しかったですし、自分のキャラが他の作品でも生き生きと動いているのを見るのはすごい興奮しましたよ。」
陰猫「私の方の作品ではユイ君の性格がブレたりムラマサとの戦いでもなんとも締まりのない決着になっちゃいましたけどね。」
寝猫「あぁ、あまり気にしてはいませんよ。ユイ君の性格の豹変ぶりには驚きましたけど。まあ、甘い描写を入れていたのも事実ですし、恋仲になったところで執筆を一旦止めちゃいましたしね。それでも、強さはむしろグレードアップしたんじゃないかなとは思っています。」
陰猫「結構弱体化入れた気がしますが…」
寝猫「とんでもない。充分ユイ君は大暴れしていましたよ。ちなみに僕のコラボ作品の方はどうでした?」
そういうと寝起きのねこはコーヒーをすする。
普段は書いている小説が半分もいかないうちに飲み干してしまうのだが今日は進みが遅い。
陰猫氏はしばらく考え込む様子を見せた後、こう答えた。
陰猫「やっぱりムラマサの設定は弄って欲しくははなかったですね。こちらのムラマサは飲食できませんから。他にも妖忌とムラマサの実力差としては妖忌の方が強いのでそこもマイナスポイントです。妖忌が師匠でもあるので先に妖忌を持ってきたのも腑に落ちませんね。アクションの方はよかったと思いますけど、私の知るムラマサではありませんでした。ただ、戦闘描写や表現力等はよくできていたと思いますよ。」
寝猫「随分と辛口ですね…まあ、私もユイ君のキャラ設定で随分と言ってますから、言い返せませんけどね。」
2人はしばらく無言でコーヒーをすする。
お互いの傷の抉り合いになってしまっただろうか…
陰猫「コラボになって、ユイ君の小説を書いているのは中々楽しかったですよ。それにキャラがブレるのはコラボ小説の醍醐味でもありますから。」
寝猫「面目無い…」
寝起きのねこはやや落ち込んだ様子でにコーヒーをすする。
陰猫「まあ、これからの小説家の活動、お互いに仲良くやりましょう。」
寝猫「そうですね。今後ともよろしくお願いします。」
そういうとどちらからとも無く手を出すと、2人は固く握手したのだった…
あくまで、ねこさんの妄想で書いたものです。
実際の陰猫さんとは随分イメージが違うかもしれません。