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17/53

2人目

よろしくお願いします。(3/3)

 ナオ達は馬車の近くにテントを張り、さらに結界を張り、中に入る。

 

「ルティ。シフラの服を脱がせて、体を拭いてあげて。あなたの後輩になるのだから、丁寧にね」

「はい」


 ルティエラはシフラの服をゆっくりと脱がす。

 シフラは顔を赤らめながら、ルティエラを睨む。

 しかし、未だに痺れも取れないし、力も入らなくて、声も上げれない。


 遂に全裸になるシフラ。

 今度は暖められた布で、全身を丁寧に拭かれる。


「終わりました。ナオ様」

「お。ありがと。じゃあ、ルティも脱いで」

「はい」


 現れたのは男のナオ。

 シフラは目を見開いて固まる。

 ナオも服を脱いで裸になり、シフラに近寄る。


「さて、まずは傷を治して、毒と薬を抜いていくよ」


 シフラは目尻に大粒の涙を溜め、顔を真っ赤にしてナオを見る。

 よく見ると女の時と顔が似ていて、少し安心してしまったシフラ。


 腹の傷に手を当てて、傷を塞ぐ。

 そして、毒と薬を抜いていく。

 

 シフラは体に力が入ることに気づく。

 しかし、魔力は戻ってこない。

 そのため、起き上がることもまだ出来なかった。


「くそ……!」

「どうやら魔力はダメみたいね」

「っ!また女に!?なんなんだお前は!!」

「だから、魔王よ」

「ちきしょう!何をする気だ!」

「大丈夫よ。痛くないから♪んむぅ」

「むぅ!?」


 ナオは再び女に変わり、シフラに跨る。

 シフラはまた驚き、睨みつけるもナオにキスをされ、目を開いて固まる。

 

 その隙を突いて【操命】を発動する。


「んあ……」


 目を見開いたまま、瞳から光が消えて動かなくなるシフラ。


 シフラの胸から光の玉が現れる。


「それが魂ですか。私もそうだったのですね」

「そうよ。どう思う?」

「素晴らしいですね」


 普通なら非人道的というレベルすらでない行為なのに、それをナオが行っているため全肯定するルティエラ。

 それを苦笑しながら、魂と体の作り変えを始める。


 魔力を失ったことにより、スキルも消えていたので新しく与える。

 ルティエラと同じように、私に陶酔しながらも私に忠言するように。

 私のために生きる。

 

 体もルティエラと同じように作り変えた。


 魂を戻す。


 シフラは少しすると、目を開けてナオを見る。


 すると、顔を赤らめながら瞳を潤わせる。


「あぁ…。生まれ変わったんだね。あたしは」

「そうよ。どう?体は。」

「力が溢れてくる。前の愚か者だった時以上に。最高だよ。ナオ様」


 シフラは感無量と喜びに浸る。

 ナオは微笑む。


「よかったわ。で?あなたは私の何?」

「あたしはナオ様の物だよ。身も心も力も、ナオ様の所有物だ。あたしみたいな愚かな出来損ないを作り直してくださったことに、幸せしかない」

「そうよ。あなたはもう未来永劫私の物。私が飼い続けるわ」

「あぁ……幸せだ」


 ナオは男に変わる。

 シフラはもう驚かない。


「この姿でも気持ちは変わらない?」

「変わるわけがないよ。そんなことは絶対にありえない」


 ナオは鑑定する。

_____________________________________________

Name:SHIFURA

Age:41

Species:???(Dwarf)

Skill:【炎】【地】【雷】【職人】【圧力】【金剛】【再生】【不老】

_____________________________________________

 ふむ。良い感じだと思うな。

 ドワーフっぽい。

 【圧力】はさっき使っていたと思われるスキルだ。

 違うなら、後で変えればいいか。

 

 考えていると、シフラが僕の首に腕を回しキスをしてくる。

 先ほどとは違い、舌を絡めてくる。


 ふむ。それならば……遠慮はいらないね!!


「あっ!ああ!!」


 見た目ロリッ娘への罪悪感?


 馬鹿野郎!

 そんなもんシフラの色気を耐えてから言ってみろ!!


 彼女は自分の体をどう使えば男が喜ぶかを熟知している!


 ルティエラは生娘だったらしいから、この女から攻めてくる感触が新鮮過ぎてたまらん!! 


 

 ナオはいつも通り男でも、女でも、シフラを味わう。

 シフラも見事に応えてくる。


 しかし、ナオとシフラのコンビにすぐに快楽に飲まれ、果てて、力尽きる。


 シフラも途中力尽きるが、ナオは止まらなかった。


 シフラとルティエラは朝まで、果てて力尽きては快感で起こされ、果てて力尽きては快感で起こされるという幸福と地獄を味わう。




 そして、朝を迎える。


「あぅ………あっ……」

「ひぅ…あぁ…」


 私は女の姿でベッドの端で座っていた。


 右脚の上にシフラが跨り、私にもたれ掛かってグッタリとしており。

 私の左側ではルティエラが仰向けで体をベッドの上に投げ出して、グッタリとしている。


「ふぅー。楽しんだわぁ~。あれねぇ、男だと体力も精力も【無限】だから止まらないのよねぇ」


 まぁ、2人相手だと全く飽きないけどね。

 いやぁ……猿だったわぁ。

 後悔はしてないけど。

 シフラの頭を撫でてからベッドに寝かし、私は風呂に入る。

 

 風呂を出ると、2人とも起きていた。

 2人も風呂場に連れて行き、そこで再び味わう。


 案の定、活動を始めたのは、昼過ぎくらいだった。




 僕達は馬車を走らせる。

 今は僕が御者台で手綱を握っている。


 ルティエラとシフラは未だに快感が体を襲っているからだ。


「あれを知っちまうと余計に離れられないねぇ」

「でしょう?」

「よく1人で相手してたね」

「昨日は一番凄かったですよ」

「仕方ないだろ?あたしだって、あんなの初めてだったんだから。今までの男なんて忘れちまったよ」

「いいじゃないですか別に。今までの男なんて。もうナオ様の物なんですから」

「それもそうだね」


 仲良くやれているようだ。

 まぁ、ベッドの上でもかなり絡んでたしな。


 ちなみにシフラのスキルは、今ので構わないそうだ。


「あの圧力は【発気】のスキルで、物理的な圧は無かったんだよ。だから、こっちの方がずっと強力さ。【土】も【鍛冶】も全部上位になったしね」


 シフラは今はぴっちりとした赤いショートタンクトップの上に黒いジャケットベスト、紫のホットパンツという服装だ。

 

「【ブラケ】の迷宮には行くんだね?」

「もちろん。シフラの依頼も無くなったし、気兼ねなく行ける」

「領主はどうされるのですか?」

「多分もう死んでるよ。レーフェンの街ごと」

「「………」」

「あいつの追いかけるように仕掛けて、朝方に落ちるように飛ばしたからね。馬を飛ばしたならレーフェンに入ったくらいに落ちる」

「流石ですね」

「これであの公爵家の2人もあの街で死んだことになってるし、僕達の存在なんて誰も気にしないよ。シフラはなんか問題あった?」

「……ないね。今はナオ様がそうしたなら、あの街の誰が死のうと構わないよ」

「流石、僕の物だね」

「♡」


 シフラの頭を撫でる。

 それに顔を赤らめて、蕩けたような顔をするシフラ。


「しかし、流石に【ブラケ】にも伝わります。私達の存在は貴重なのでは?」

「そう?僕達は、実際あの街に何が起こったかなんて知らないからね。その時街の外にいたから被害に会わなかっただけさ。別に地震も衝撃もなかったでしょ?」

「「確かに」」

「だから、堂々としてればいいのさ」


 そう言って馬車を進める。

 回復系スキルで馬を回復しながら、夜通しで馬車を進めることにした。


 そして、レーフェンを出て3日目の昼に【ブラケ】に到着した。


 門によると、案の定門番に尋ねられた。


「レーフェンから来たのか!?あの街で何があった!?」

「へ?何かあったんですか?僕達4日前にレーフェンを出たんですが」

「そ、そうか。……昨日の朝、レーフェンが消滅したそうだ」

「「「え!?」」」


 迫真の演技をする僕達。


「生き残りどころか街があった形跡すら見つからないそうだ」

「え?でも、地震とか衝撃もなかったですよ?」

「そうなのか?……本当に一体何が。……すまない。辛いことを聞いてしまった。ギルドにも随時情報は伝える。なにか気になることがあったら、ギルドの者にでも聞いてくれ」

「ありがとうございます」


 こうして問題なく街に入る僕達。

 宿を取って、今日は休むことにする。


 部屋?

 もちろん3人一部屋だよ!!


 明日は街を回って、もう少しレーフェンについてどう動いているかを情報収集する。

 シフラはこの街には数回しか来ていないので、顏は知られていない。

 しかし、レーフェンの冒険者はいる可能性があるので、注意は必要だ。


 簡単に予定を決めて、ゆったりして晩御飯を食べる。


 もちろん、僕は2人を味わうことにする。

 もし結界がなければ、間違いなく翌朝には僕は獣扱いされていただろう。


 それほどに僕は2人を貪り、2人は快感に絶叫する。


 今晩も2人は何度も意識を飛ばして乱れる。


 しかし、2人の心はただただ幸福一色だった。


ありがとうございました。


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