天の雫
全てが終わる その日に
僕らは 手をつなぎ 空を
仰ぎ見て 真実を知る
例え 体中 傷ついても
その涙の 意味を知れば
僕らの 歩いてきた道が
過ちだらけだとしても
何もかも 許し 許されていくよ
天の雫から 紡ぎだされていく
その歌声と言葉の行き先を
僕らは巡りゆく 前世 来世 ずっと
折れた腕でさえ かばうことさえなく
何を求めても 満たされなくとも
僕らの残した軌跡は 果てしなく
御使いの光が 輝き
白い教会の上に 止まる鳥たちが
羽ばたき 姿さえ晦まして
僕らの間違いを 拭っていくよ
苛立ち 焦り 戸惑いさえも
遠く 離れ 弾けて消えていくよ
天の雫から 導き出される
その答えと嘘を 暴き 僕らは
祈る掌を ただ合わせたまま
星屑と成り代わり 汚れなく
何も見いだせず さまよった場所に
今「さよなら」告げて 明日の光へ
真夜中に知らせ届いた 君の偽りさえ
僕らの絆を 解けはしないさ
天の雫から 奏でられていく
僕らの未来へ つながる鼓動
何も奪われず 何も与えられず
純粋な魂のまま 僕らは空で
眠りにつく その最後の時まで
苦しみも喜びも 抱きかかえて
胸の傷跡が 残した希望を
もかぎあえいだ その先の未来へと
僕らの産まれた時
僕らの生きた時間
僕らの死にゆく時が
遥か遠くへ 葬り去られていく
僕らの怒りや悲しみも
僕らの笑顔や泣き顔も
全てが光の中に 溶け込んで
遥か彼方へ 沈み込んでいく
その時には 君が傍にいることを願って
僕はただ ひざまずき 祈るだけ