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新世紀の殉教者

天の雫

作者: keisei1

 全てが終わる その日に

 僕らは 手をつなぎ 空を


 仰ぎ見て 真実を知る

 例え 体中 傷ついても


 その涙の 意味を知れば

 僕らの 歩いてきた道が


 過ちだらけだとしても

 何もかも 許し 許されていくよ


 天の雫から 紡ぎだされていく 

 その歌声と言葉の行き先を


 僕らは巡りゆく 前世 来世 ずっと

 折れた腕でさえ かばうことさえなく

 

 何を求めても 満たされなくとも

 僕らの残した軌跡きせきは 果てしなく



 御使みつかいの光が 輝き

 白い教会の上に 止まる鳥たちが


 羽ばたき 姿さえくらまして 

 僕らの間違いを 拭っていくよ


 苛立ち 焦り 戸惑いさえも

 遠く 離れ 弾けて消えていくよ


 天の雫から 導き出される

 その答えと嘘を 暴き 僕らは


 祈る掌を ただ合わせたまま

 星屑と成り代わり 汚れなく


 何も見いだせず さまよった場所に

 今「さよなら」告げて 明日の光へ



 真夜中に知らせ届いた 君の偽りさえ

 僕らの絆を ほどけはしないさ



 天の雫から 奏でられていく

 僕らの未来へ つながる鼓動


 何も奪われず 何も与えられず

 純粋な魂のまま 僕らは空で


 眠りにつく その最後の時まで

 苦しみも喜びも 抱きかかえて


 胸の傷跡が 残した希望を

 もかぎあえいだ その先の未来へと



 僕らの産まれた時 

 僕らの生きた時間

 僕らの死にゆく時が

 遥か遠くへ 葬り去られていく


 僕らの怒りや悲しみも

 僕らの笑顔や泣き顔も

 全てが光の中に 溶け込んで

 遥か彼方へ 沈み込んでいく


 その時には 君が傍にいることを願って

 僕はただ ひざまずき 祈るだけ




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― 新着の感想 ―
[一言] なんか今さら感で申し訳ありません。 歌詞のような内容で1つずつ丁寧に表現されていると感じられました。
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