2話 初めてのログイン
熱が出てるんでで意識が朦朧とする中で書いたので、投稿が遅れました。
【Infinite Possibilities Worldへようこそ】
ブレインギアを装着してログインをするとこんな声が聞こえてきた
周りを見ると真っ暗な空間が広がっている。ちょっと動いてみたけど現実の体とあまり変わらない
【お名前をどうぞ】
と言う声が聞こえ、目の前にディスプレイが表示される。
「沙希」と入力する
【職業、スキルを選択してください】
ディスプレイに職業とスキルの一覧表が表示されたので、さっき決めた通りに設定しておく。
職業をバードに選択すると初期装備の楽器を選ぶ画面が表示された。
初期の楽器は大まかなくくりで縦笛、横笛、弦楽器がある。他にもいろいろ作ることはできるらしい。僕は吹奏楽部でクラリネットパートだから、持ち方として一番近い縦笛を選択する。
【外見を設定してください】
ここだけは泰助たちから話を聞いたんだけど、この外見っていうのはあまり変えられないらしい。髪の長さとかだけって言ってた。
どうせだから、肩くらいまで伸ばしてみよう。
【こちらの設定でよろしいでしょうか?】
この声に続いて、ここまでに設定した内容が表示される。
別に気になるところもないので初期設定を終了する
【あなただけの可能性を】
視界が不自然に暗くなり、少しばかりの浮遊感とともに視界が元に戻る。
少し周りを見渡すとどこかの町の中にいる。噴水があって、そこに泰助と加奈がいる、あ、ここではタクとヨウか。
「お~い!」
「ああ、凪か」
「ここでは沙希ちゃんになってるみたいだよ~」
気づいた二人が手を振りながら声をかけてくる
「紙伸ばしたのか、割と似合ってると思うぞ」
「私もそう思うよ~」
やっぱり真っ先に突っ込まれた
「とりあえず~フレンド登録だけしておこう?この後他のゲームでの知り合いに会いにいかないとなんだけど」
「俺も同じなんだ、ごめんな?沙希ちゃん」
二人と遊ぶのは無理みたいだ、少し残念。
「いいよ。一人でいろいろ遊んでる」
何をしようか考えながら送られてきたフレンド申請を許可する
「よし!これでオッケーだよ~」
「じゃあ、知り合いの人たちにあってきたら?またあとで」
「ありがとう、行ってくるわ!」
そういって走り出すタクと、ついていくヨウ、なんか兄妹みたい。
「さあ、何をしようかな。」
とりあえずアイテムとかの確認しようかな。
まず装備から。
【楽器:リコーダー】レア度1
楽器スキル使用可 楽器スキル強化(最小) ソプラノ 魔法攻撃+2
町から少し出たところに生えているカシの木を加工して作られたリコーダー。
敵を殴ったりしたら2つに割れてしまうので普通に吹くだけにするのがいいと思う。杖の代わりに使うこともできる。
【銃:スリングショット】レア度1
銃スキル使用可 攻撃力+2
町の中で手に入る素材だけで作られたもの。
攻撃力はこの町の中で手に入るものとしてはそこそこ。しかし、玉は使い捨てなのでお金がたくさんかかる。
【本:魔法入門書(上)】レア度1
魔法操作 魔法攻撃+2
魔法の初歩である魔力を感じるコツや初歩の魔法の使い方などが書かれた本。
武器として扱われるが、一度読むだけで魔法の操作ができるようになるが、あまり詳しくは書いていないため、位置の指定や威力を少し変えるくらいしかできない。読むのには時間がかかる。
【防具:布の服】レア度1
防御+2
絹に似た心地いいさわり心地の生地で作られた服。
あまり高価なものではない。
そりゃあ、リコーダーで敵を殴ったら壊れるよね
次は初期の所持アイテム
【消費アイテム:初心者ポーション】レア度2
HP回復(15~20) 所持数 5
自生している薬草で調合初心者が作ったポーション。あまり効果は高くない。
初心者が作ったから初心者ポーション。
【生産アイテム:初級調合セット】レア度2
ポーション系アイテム作成可
ポーション系のアイテムを作成するのに最低限必要な道具を集めたもの。
あまりいい道具ではないのでお金が貯まったら買い替えることをお勧めする。
【生産補助アイテム:生産手帳】レア度2
プレイヤーが作ったアイテムのレシピ、生産手順を記録するための手帳。
【非消費アイテム:ペン】レア度2
使い捨てではない筆記用アイテム。
インクを入れ替えることはできない。
こんな感じ。次はステータス
沙希
HP20/20 MP10/10 SP10/10
M【バード】 S【クラフター】
【ボーナスポイント:5】
STR 5
DEF 5
INT 5
AGI 5
DEX 6
CRI 5
【スキル】
【神秘の覚醒:Lv1】 Lvアップ時、SP、MPの上昇率アップ
【本:Lv1】 本系統のアイテムを魔法武器として扱うことができる
【笛術:Lv1】 笛系統のアイテムを武器として扱うことができ、笛系統のスキルを覚えることができる
【投擲:Lv1】 アイテムを敵対した相手に投げつけるときに操作の補助とダメージが発生し、味方に回復アイテムなどを投げつけるときに操作の補助が発生する
【下級水魔法:Lv1】水系統の魔法を使用することができる
【下級土魔法:Lv1】土系統の魔法を使用することができる
【生産:Lv1】すべての生産系の付属スキルを使用することができる
【器用地アップ(微):Lv1】DEXの値が上昇する。上昇する値はスキルレベルに依存する
と、こんな感じ。
まだ確認したいことはあるけど、そろそろ母さんと妹が帰ってくるからご飯の準備をしておかないと文句を言われる。
ステータスの確認を終えてログアウトした。
初期アイテム追加
【生産補助アイテム:生産手帳】
【非消費アイテム:ペン】