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ユライザーパート2  作者: 太田恵子、太田健一
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ユライザーパート2(過去の進達)②

「トム先生。もう帰って下さいよ。お願いします。もう、誰も信じられないのですよ」

セレムは泣いていたが、どうやら本気でT大学へ行きたがっている様子で、合ったが、前に、海に行きたい。。。ゲームウオッチを買った。と言ってたが。。。何故そんなゲームを買ってまで、兄妹と海に行かなかったか?何故T大学なのか?通信教育でも学べれば同じじゃないか??何故どうしても、セレムは本当の事を隠すのだろうか??何故?どうしてが…感じる事が本当のことを言ってくれないのか、T大学は余りに、遠い所ではないか??

「シンクロ大学受けてみない?」

と進は言ってみたが。セレムは軽蔑するように

「宗派が嫌なんですよ、シンクロ大学は一流校ですよ。私が入れるわけないですよ。キリスト系だし嫌です。どうしても、友人が行ってたT大学に入ってみたいです。その後、海ですよ。。。。」

「だから海は俺と行こうよ」

進は、口説いていたが、自分が王族なのに口説く辺りはだらしない男だった。。。自分が焦ってセレムと海に行きたがっていたが、セレムは大学の友人達と、行くと勘違いして、一歩も譲ろうとしなかった。まだ大学の友人達と会っても居ない未来に胸をときめかせていたが、

「じゃあ俺も、T大学に行っても良いかよ。」

「そんな事言わないで一流校のシンクロ大学に行ってて、下さいよ。人生は他人ではなくて、自分自身で決める者ですよ。進様は早く波の音楽の論文を書いてて下さいよ。私のせいで人生棒に振らないで下さい。それは飛行機に乗って海には行けますがね。奇麗な海は見れますがね。もっと静かで2人きりでも良いんですがね。どうも進様は私を口説いてるようで嫌ですよ。。。ゲームウオッチは妹に取られましたがね、もう妹と姉貴はうんざりですよ。弟も嫌いです。世の中の人間が嫌いです。人間嫌いなだけです。母はそれを感づいてお金を貯めて家族旅行に、海を選びましたがね。。母も裏切ったんですよ。だってT大学の事も話しても居ないのに、感づいて近所の短大ですよ。そこもレベルが高いですよ。それも実家から通えって。。。どうかしてますが……近所はうようよ、友人達がいて嫌なんですよ。皆が居て監視されるのもね。勿論進様もまだ知人ですよ。深い付き合いではないんだからね。」

「将来王になってもかい?一緒に住むのも嫌かい?」

「だから、進様も人間だから嫌いですよ。お願いします。私に近づかないで下さい。作家になりたいんですよ。作家にその為には色々考えてるんですよ。そして人間とは何か?動物との違いは何処かも探りたいんです。私には波の音楽は分かりませんが、フュージョンならば、分かりますがね。ロックやクラシックはまだ分かりませんよ。。。。WWまだ、勉強をする身ですよ。まだ早いですがね。るーちゃんに毛布を被せて来ますよ。。。」

又しても躱されてセレムは行ってしまった。どうやら進の事は目に入っては居ない。。。ただの若き学生だったが……。どうしても、」飛行機に乗ってユライザーではなくて、セレムと海に行きたいと強く願う進だったが……。

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