ユライザーパート2(過去の進達)
ユライザーパート2
進はセレムに会った頃に戻って自分の遣っている事や、現在死にたくなっている事が分かったが、セレムは呑気に、性格が真っ直ぐだった為に、進に騙されてる事も分からずに、付き合いをしていたが、セレムは一向に進になびかなかった、セレムの外見は、芋であったが、それなりの美形だった。進はそんなセレムが異様に愛おしくて、セレムを城に入れてしまうが、そこへ訳の分からないトムが遣って来る。まだ事件を起こしてない過去のトムがセレムを頼ってやって来た。
「もしもしセレムさん。この頃病院に来ないのですが、何をされて来ないんでしょうか??」
とインターホンに頼って来るが。セレムは嫌がり
「先生もう私は病院に通いたくありませんよ」
「何故ですか??入れて下さい。話し合えば分かるから。。。」
「嫌駄目ですよ。此処へは絶対に来ないで下さいね……」
「何故?どうして?」
「知人が居ますのでお通し出来ませんよ。大事な知人です。」
「家には帰らないんですか??お母さんとお父さん家には、帰らないつもり??」
「今自宅ではないんですよ。此処は知人の家です。知人が迷惑します。」
嫌がるセレムを進が出てしまった。
「あのあなたは誰ですか??」
「あなたこそ誰でしょうかね?セレムさんは入院しないと行けない身ですよ。」
「私は進と言いますが……今門を開けますよ」
「辞めて下さい。進様。関係のない事です。私のプライバシーですよ。どうかトム先生を追い出して下さい。嫌ですよ。トム先生。嫌です。病院には行きたく無いんです。又くらい家族に会うのは嫌なんですよ……家出をしてますが。そのうちに帰りますから父と母に言って下さいお願いします」
「ちゃんと自分で良いに帰って下さい。皆心配してますよ」
そこへ進がしゃしゃり出た。
「あなたそれはないんじゃないでしょうかね??余りに強引ですよ。此処は俺のうちです。そのセレムは家に帰りたく無いと、愚痴をこぼしてるから引き止めてますが……。ちゃんと責任を持って帰っても居ますよ。許してやって下さいね。絶対に家に帰らせますよ」
ちらっと進を見るとそこで、
「部外者は黙ってて下さいね。これはセレムさんの進学にも大きく影響するんですよ。用の無いものは引っ込んでて…」
そして又セレムを見て
「進学はどうするんですか??就職はどうするんですか??」
「嫌だよ。本当の大学に行かせてくれないんだよ。親達は金が無くて通信教育に行けって煩いんだものね。嫌だよ。俺はT大学に行きたいんだよ。8流大学だよ、そこへ受験したいんだよ。その受験も許してくれないんだよ。もうあんな家は嫌だよ。進様と暮らしながら行く大学しか受けてくれって言われていても、嫌なんだよ。許してくれよ。お願いだよ。今だけ。今だけ。次元を超えて行きたい場所もあるんだよ。それも大学の友人達とね。でも大学は受けられないから。仕方ないから。今は通信教育だけれどもね。もう嫌なんだよ。レベルが高くて勉強が出来ないんんだよ。もう何もかも嫌なんだよ。先生に助けてもらう所だけれども、行ったん病院に入院したら、担任の先生は私の事は投げたんだよ。ほったらかしさ。ほっといて欲しいよ。病院の先生も皆もね。ほっといてよ。夢はね。作家になる事を勉強するから今の大学にはそれが無いんだよ。通信教育には無いんだよ。独学だよ。それしかないから、T大學も、金のむださ。受けるの無駄なんだよ。だから両親は近所の短大に行けって、火星の両親は言ったんだよ。それがどんなに惨めな事か分かるかよ!?あんたに何が分かるんだよ?」
泣きながらセレムは言っていたが。それを見ながら進の顔をじっと見ていたトムは。
「あんたはこれを知っててかばっているのか?あんたも病院に来てもらおうか?あんた保護者なんだろ?あんたも事情を聞かせて欲しい。グルなんだろう?2人で。」
そこでるーちゃんがピーと鳴いた。
「鳥も飼ってるの?何故セレムに鳥を与えたんですか?自由に家に帰れないじゃないですか……ちょっと来てもらおう!!」
そう言って進だけ引っ張って来て
「あんた責任を取って入院費払ってもらおうかね。此処は城じゃない?あんた誰?凄い豪邸だね。。。」
と切り出していた。