第三章『呪われし詩詠い』
あるところ、4人の少年少女がいました。
4人はとても仲が良く、いつもいっしょに遊んでいました。
そんなある日、一人の少女が、
「幽霊がでると有名なお城に行ってみよう!」
と言いました。
その言葉により、4人はお城に行き宝探しを始めました。
4人はどんどん奥へ奥へと行きました。
そして4人の前にはとても大きな箱が置いてある部屋に全員入り、箱を開けました。
すると、中から黒い霧がたくさん出てくると、その霧は何かから逃げるかのように、逃げ去ってしまいました。
4人は驚いて、城を出て村に戻りました。
4人は城であったことを大人達に隠して、「また遊ぼ!」と言って、家々に帰りました。
その日の夜、この村は野党達に襲われ、村の人達はほとんど亡くなり、生き残ったのはわずか4人でした。
しかし、4人共死ぬような死傷を負いました。
一人は首が飛び、また一人は心臓を槍で貫かれ、また一人は全身黒く焼け焦げ、また一人は全身ズタズタに切り裂かれていました。
しかし、4人共生きていました。
全員痛みに耐えて、身を寄せ合い過ごしました。
そして数ヶ月が過ぎた頃、全員は死傷が無くなりました。
4人共不思議に思い、ある都市に行きました。そこで不思議な占い師のおばあさんに出会いました。4人は事情を話し、どうすれば良いのかを聞きました。
「その箱は、俗に言うパンドラの箱だね…。たぶんその箱の中身を回収しないと、絶対にその不老不死の呪いは解けないね。あと中身はたぶん悪魔の魂だね。数は全部で百八つ。それらを倒したとき、呪いは解けるね。」
そう言うと、4人は悪魔と戦うために色々なことをしました。
そして、現在に至る……
聖王は少年の言葉に嘘はないか探したが、それが真実と悟ると二人に言った。
「わかった。君達の要求は悪魔を探して欲しいだね。」
「あぁ」
「いいよ。ただし私の要求をのんで貰えれば…」
聖王が言うと少年は問いました。
「どんなだ?」
「我が国に邪悪な詩詠いとその魔物達が、襲ってきている。それらをどうにかしてほしい。」
「わかった。条件をのもう。」
少年が言うと、聖王は感謝の意を表すと、途中から寝ていた少女を起こして戦場へと向かった。