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自ずから回収してみせましてよ!


 今回選んだルートは、金策と宝箱の回収を重視したもの。最初に訪れたのと同じところですわね。


「さーて、どれだけゲットできるかねぇ?」 


 ずかずかと闊歩するのはシルヴァン殿です。そちら罠もあるのでは……? と思うようなところもなんのその。彼はどうやら無効化をしているようです。私たちにも気にせず踏めとも。気持ち的には厳しいですわね……。


「ここ、あんま『ラッキーラビット』いないんだっけ。道場やれれば一気に貯まるんだけどなぁ。いっくらでも踊ってやんのに」

「……ラッキーラビット、ですって」


 蘇るはトラウマでしてよ……。私の顔はひきつるばかりです。というか……あなた『ノリノリ派』でしたのね。今となってはそう思えますわ。やるでしょうね。


「……へえ」


 シルヴァン殿はにたりと笑いました。


「際限なくやったり? 調子に乗り過ぎたりすると? ――同族とみなされるって聞いたことあるなぁ? まさか……アリアンヌ様はそうだったりしないよねぇ?」 

「くぅ……隙あらば煽ってきますのね!」 

「その通りー」


 シルヴァン殿はとてもいい顔をしてます。本当に楽しそうにしてますわ……くう! 


「金策はいくらでもありましてよ。地道が一番でしてよ。こうして宝箱を手にするだけでもっ!」 

「おっ」


 私は助走をつけて、高所にある宝箱を手にしました。茶色のミニ宝箱でしてよ。


 今回は罠を警戒することもなくなりました。順調に回収することができたのです。



 最終地点につき、私たちは獲得となりました。今回は大量に獲得できましたわね。


「大漁、大漁ですわね」

「大漁、大漁だな」


 ウキウキな私にシルヴァン殿も乗っかってくれました。嬉しいこと。


「ってなわけで、開封、開封。早く、早く」

「あなたという方は……」


 その浮かれた様子のまま、私に催促してくるではありませんか。手まで叩いてます。ええい、急かしてきますわね。入口よりは人目も避けられますし、そうしましょうか。


「ええ、かしこまりましたわ。時間がかかるかと存じますわ。お二人はくつろいでらして」


 休憩スポットもかねてますわ。椅子もあります。本棚の本を見るもよし、歓談もよいですわね。


「さあ」


 私は私で宝箱から出していきましょう。四色揃ってますわね。近くにあった虹色から集中していきましょうか。




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