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フルダイブ・テストプレイヤー「勇者に訪れる161の結末」  作者: 虹鳥
仕事、第1週目

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9/58

エンディングリスト No8・No11

猛烈に突っ込んでしまった。

先ほどの即死イベン……じゃなくてエンディングにたどり着いたけど

今度は………


「(忘れないうちにアレをやってみるか)」


モフモフエンドと挫折エンドを迎えて何とか心が落ち着いたならずっと試してみたかった「兵士殺害エンド」を今回の周は試そう、いや殺害を試そうは人としてヤバイことは分かってはいるんだけど

何度も心に言い渡さなければちゃんと決めておかなければいけないけどこういった人殺し行為も自身を傷つける行為もゲームだからこそできる行為であり

決して現実に戻ったときはやってはいけない

それはそれとしても、けれども実を言えば兵士って謁見の間にいた兵士たちと先ほどの門番はおんなじ外見をしており、それぞれどっちの兵士を殺したかでエンディングが変わるかもしれない

エンド分岐の多い作品はいろんなことを試すのが定積である………なんて言いたかったけど

テレビゲームとは違って、フルダイブゲームは実際に俺の手で殺さなきゃいけない

試すことが2つあるなら、2回も殺さなければいけない

そんなことに心境的に行けそうかなんてわからない、俺のことだから愉しんでしまうかもしれないから戻れなくなったら人として終わってしまう


「(1回殺したなら何人殺しても……なんてあるけど心の防衛のためにそんなことにかけるしかないな)」


俺はやっぱり頭のおかしいゲーマーらしい、会社からは「無理をするな」言われていたけどそれでも試してみたいという感覚が心の中に這いつくばっている……

まずは盾を置いといて剣を手に入れることにしよう



「おおよくぞ来たぞ!勇者!

話は聞いていると思うが魔王が復活して我が娘がさらわれてしまった!

世界の危機も娘もどうか助けてくれぬか?」

「(はい)」


王城内で剣を受け取って周囲を見渡す。並んでいる鎧を着た兵士、王のそばにいるなら近衛兵…って勝手に呼んでいたけど、あのそこにいたショキの森の兵士と同じ姿をしている

この前の周のように剣を持って王の所に行っても誰も何もしなかったから殺されるってなっても何も抵抗をしないと思う

そんな考察通り、剣を持ったまま近寄っても一切動こうとはしなかった


「(……やるか)」


数回ほど、息を整えて持っていた剣を使って兵士の体を貫こうとする

鎧の隙間から思いっきり剣を構えて刺す!


「……ック!?」


弾かれた!?思った以上の衝撃で後ろに耐性を崩してしまうが


「………ア゛!?」


急に腹に激痛が走る、叫び声が出そうになるけどうめき声のような音しか出ない

もっていた剣とスケッチブックを手放してしまう

腹部に目を向けてみると………そこには大きな剣が深々と突き刺さっていた

服が真っ赤に染まっていき、口から血が吐き出してしまう

想像以上に苦しくなって息も出来なくなって……そんなリアルな感覚になりながらも意識が飛んでいく………いや、多分エンディングのやつ………か……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No8「実質国家反逆」


王だけでなくついている兵士ににも敬意を!

カイザンみたいな反逆者がいても簡単に負けることはありません

王を守るための訓練はこのためなのです!

咄嗟の感じにカイザンは殺されましたが

兵士は罰されることなく祝福されました、お前が全部悪いからね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………殺す覚悟をしていたのに殺されるとは思わなかった、首を斬られた時といいジェリーコに袋叩きされた時と言い、死ぬときは本当にリアルな感覚になる

だけども、それも愉しい

刃物を刺されたことはリアルな方の人生で1回も無いけど、体内に異物が入り込んでいく感覚の気持ち悪さ、案外悪くないとも思ってしまった

場所は選ばないといけないけど今度の小説でしっかりと表現するために忘れないようにしなくては

しかし、咄嗟にあんな速度で反撃ができるんだな、実際のスパルタの戦士とかこれぐらい戦闘能力が高かったんだろうか?

………いやそんなに有能なら王殺しENDの時も守れよ!


「(ここまで感じてあれだけど、殺すことも死ぬことも少し慣れてしまっている俺がいるな

慣れって本当に怖い、決して現実では切り替えないと本当にやばい)」


何度も心に言い聞かせる、愉しんでしまってもやってはいけない

けれどももう一度試さなければいけない


「(聞こえは悪いけど、人殺しにも殺されることにも完全になれてしまったら逆にここの気持ちも落ち着いてしまうだろう

でも悪い事だというのは決して間違えなければそれでいい……それでいい)」


………いい加減、こうやって重く受け止めるのは止めたい

胸糞悪いイベントも行くのに躊躇していたらいつまでも終わらない、実績もトロフィーもコンプリートするなら早めに進めたい



「おおよくぞ来たぞ!勇者!

話は聞いていると思うが魔王が復活して我が娘がさらわれてしまった!

世界の危機も娘もどうか助けてくれぬか?」

「(分かりました)」


なんとなく今度は書き方を変えてみたけどそれでも通った、それも色々と試してみるか

今度は思いついたことがあって剣だけでなく盾も持って行く

以前の枷のようなベルトエンドを迎えた時、盾を持っていたのに被害?のような目に遭った

俺の中の仮説では敵の攻撃は守れてもエンディング関係では無意味という仮説がある、そんな仮説を立てて改めて試してみれば確定するからそれをしたい



草原にでてジェリーコを殺めながら歩みを進めて行く

前はジェリーコを殺しても罪悪感で動けなくなってボコボコにされたけど今では平気だ、プチプチ潰していく感覚がちょっと気持ちよくなってきている

人と魔物では同じ生き物なのに何が違うのだろうか

でも結局はこの世界で人を殺す事にも平気になるかもしれない

前までは殺す選択肢をしていた時には足に枷があるんじゃないかと言うぐらい重かったが今では魔物を倒す片手間で歩みを進められる

いやでも今度のエンドも正当防衛の可能性があるから殺される覚悟もしなければいけない


「そこの君、この先はショキの森で危険だここから先に行くなら通行書が必要になる

王様から剣や盾を受け取ったか?」


前回はここでエンディングを迎えることになったけど、剣や盾を装備してなくても通るのか?


「おお、持っているな!それなら安全だ!では先にどうぞ!」


それでイベントが終わったのか兵士の動きが止まった、本当だったらこの先に進みたいけど今の周は門番を殺すエンドをするつもりである

殺すかもしれないし、殺されるかもしれないから両方の覚悟をして盾を構えつつ剣でまた刺してみる


「………っ!」


やっぱり弾かれた、体勢の覚悟をしていたけど体のバランスがどうしても崩れる

盾を構えたけどこの後は結局……


「カッ………」


再び腹を貫かれる、異物が再び体内に入る心地よさを感じながらも意識ではなくまた視界は暗転していった…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No8「実質国家反逆」


王だけでなくついている兵士ににも敬意を!

カイザンみたいな反逆者がいても簡単に負けることはありません

王を守るための訓練はこのためなのです!

咄嗟の感じにカイザンは殺されましたが

兵士は罰されることなく祝福されました、お前が全部悪いからね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………なんかナチュラルに心地よさを感じたけどそこまで俺の頭はイカれてしまったか?

でも心の片隅には経験した愉しさがまだあった

マゾとは違う、気の狂った好奇心

ちょっとそのような自分の所を忘れていたけどようやく思い出したような気がする

なんか、心に傷を負って闇落ちするタイプのキャラのような経験をしているけど俺よ!自分で自ら経験しているだけだからな!


心の軌道修正を試みた所で改めてさっきのエンディングに関して考えて見る

結局な所は考察していた通り同じエンディングの反逆罪処刑エンドを迎えた。しかも盾を構えたけど腹を貫かれてしまった

もう痛みは一切ないけど記憶として痛みは残っている、異物として腹に残った感覚は忘れられない………いや、いい意味でも悪い意味でも

あの一瞬の時に見えたけど、盾ごと貫かれたというよりかは盾に防御判定が無いように見えた

やっぱり盾を持っていれば敵の攻撃からは無敵であってもエンディングでは関係が無い

さて、色々とエンディングを試したところではあったがいい加減に森を散策しなくては



「おおよくぞ来たぞ!勇者!

話は聞いていると思うが魔王が復活して我が娘がさらわれてしまった!

世界の危機も娘もどうか助けてくれぬか?」

「(了解)」


とりあえず、新しい敵に会うまでは盾は持ったままにしておこう

見かけた時は次週以降にしてどんな傷を受けるか覚悟を決めてからわざとやられることにする

王城を出て草原のスライムをなんとなく全部倒していく、プチプチと潰していく感覚が段々気持ちよくなってきた

全滅させたけど特にジェノサイド的なエンディングにはならなかった


「(さて、門番の所に行く前にこの草原を調べてみようか)」


ここら辺一帯は実を言ってしまえば魔物がうようよしていたから詳しくは調べていない

もしかすると隠しアイテムとかがあるかもしれない

ぱっと見では森の入り口以外の場所は見当たらなかったけど………


「(これは……獣道か?)」


ショキの森の入り口からちょっと外れの所に草が生い茂っていたが、獣が通ったかのように草が倒れている道ができていた

もっていた剣を使わなくても普通に通り抜けられそうだ

ちょっと身をよじらせながら進んでいくと少し開けた道が見えた、奥まで続いているようだ


「(先は見えないな地平線の向こうまであるな、この先には何があるんだろうか?)」


道は奥だけでなく、横にも何か坑木は見えるけど入り口が岩で塞がれている坑道…いや廃坑のような物があった

その手前には箱が置いてあったが、あの形はアイテムボックスでは?

森に行く予定だからここから先は次回の周に回そう………なんか王城から初めて草原を見た時もこんなことを頭の中で考えていたような気が

獣道からきびすを返して、ショキの森の入り口に向かう


「そこの君、この先はショキの森で危険だここから先に行くなら通行書が必要になる

王様から剣や盾を受け取ったか?

おお、持っているな!それなら安全だ!では先にどうぞ!」


これでようやくショキの森に行くことになった

検問している所を通り抜けると、風に揺れて木の揺れている綺麗な音

時々ではあるけどトレッキングに自然に出かけた時の「空気が美味しい」感覚がする、VRMMOでここまで表現できるとはホントにすごいな

上を見れば視界一面に広がる緑、木や葉の隙間から木漏れ日が漏れていて優しく包まれているような気分だ、そういえばここに来るまでに昼になっているから真上から太陽が降りてきていてステンドグラスのようになっていて美しい


「(久しぶりに3人でまた山を歩いてみたいな、健康の為に)」


ネット作業を詰め込み過ぎても体に悪い、自然の空気を取り込んでもいいな

道としては真っすぐに進められそうな大きな道と外れの道に行けそうな脇道がある、後それと……………


「(何だあの大量のアイテムボックスは…?)」


周囲を見渡してみると大量の箱が置いてある、景観的に悪く段ボール箱を沢山ポイ捨てされているような状態に見える、いやアイテムとして見ればわかりやすけど………

どれも同じかもしれないし、1個だけ違うものが混じっている可能性もある

とりあえず1個だけ開けてみるかな、箱に触れてみてみると中からは………キノコ?


▼森のキノコを入手しました


「(色は紫に赤に緑に青に黄色に………こんなカラフルだと絶対に触れたくも無いけど)」


勝手に手の方に吸い込まれて入手をすると普通にちょっと弾力がある普通にキノコって感じの感覚がする、手に異常が起きたりしている感じはしない

メニュー欄を開いてアイテム欄を開いてみると、森のキノコとあった、とりあえず「調べる」を選んでみる


▼:ショキの森に大量に生えているキノコ、一口食べてみる?


「(何誘っているんだ!)」


多分だけど、「使用する」って選んだら食べるんだろうな

「大量に生えている」って書いていたしこの大量のアイテムボックスの中身はキノコだろうな、なんでこんなに沢山?

そういえばだけど……………


そのままメニュー欄からエンディングを選択してみていまま迎えたエンディングを確認してみる

えーと、1,2,3………9個か、てことは次は記念すべき10個目か

このキノコを使ったら多分何かしらの毒が体内に回るだろう

まだまだエンディングはたくさんあるしこれから先もいろんなことを迎えるだろう


「(なんでか随分と観賞深くなってきたな)」


よし、10個目のエンディングを迎えるとしよう!

俺はアイテム欄から「森のキノコ」を選び「使用する」を選択する

手がかってに動いてキノコを丸のみして食べてしまう

味は特になく触感はまさしくシイタケのようなかんじ

腹痛やら痛みに関することは無い?

でもなんか視界が……サイケデリックと言うか玉虫色と言うかビビットと言うか極彩色と言うか………なんだこれ高熱の時に見る夢なのか??てんかん発作を患ったことは無いけどめちゃくちゃ目が痛くなってきた


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No11「野生のキノコに御注意」


食べちゃいたいほど可愛いという表現ってありますよね?

だけども世の中には可愛くても警告色で食べてはいけないのです

カイザンは好奇心も旺盛でしたけど

好奇心は猫を殺すというように危険な森のキノコを食べてしまって

素敵なマボロシを永遠に見る結果となってしまいました!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…やっぱり毒キノコだったか、実を言えば病気とか腹痛とかそういった系の毒を感じてみたかったけど

神経毒って言うんだっけか?これはこれで不気味な世界に呼ばれてしまったような恐怖感を知れてよかった

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