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フルダイブ・テストプレイヤー「勇者に訪れる161の結末」  作者: 虹鳥
仕事、第5週目

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56/58

エンディングリスト No72・No104

次のエンドを考えようとした時、ピコン!と音が鳴った

ん?1エンド早い気がするが?

紫の頭をつついて「チャット」を開く


研究員風林>少し早いですが、本日はあと2エンドを迎えたら

本日の業務を終わりにしてください

カイザン>はい、わかりました

ところで風林さん?

研究員風林>どうしましたか?

カイザン>予告するのに1エンド早いのですがどうしたのですか?

研究員風林>本日が本当に心配だったからです

精神的な面を見まして、でもこっちの報告を見ても大丈夫そうでしたが念のためです

心配性な所が自分にはありますので

カイザン>ご心配ありがとうございます。

でも、今でも大丈夫なので心配ありません

数週間前に17エンド以上行きそうでしたが過剰にエンドを迎えませんので安心してください

研究員風林>分かりました、でしたら次週からはこの報告を無くします

この事は復帰した後の板橋さんにも伝えます

カイザン>はい、よろしくお願いします


ちょっと、寂しくなるけどでも次回からはちょっとスムーズにいくかもしれない

でも板橋さんが続けたかったらそのままになっていいかもしれない

そう気を取り直して本日の仕事のラストスパートを開始するか


家に出た後に、3倍速にする

王都をスルーして草原から獣道へ、今回はアイテムの必要性が無いのでダイナマイトを入手して廃坑に行く、壁を抜けて脇道から港へ

十倍速にして搬入用ブリッジの箱に飛び込んで高速密航を行った後に噴水広場にたどり着いて

朝になったのちに等倍に戻した


「(本日最後は2時の方面だな)」


ココを見て、またやれることが大きくなりそうだろうけど

何かしらの施設があったら、様子見をして室内に入るけどエンディングに入らないようにして出ることにしよう

回避できなかったらその時はその時だ

そう思いながら先に進むことにする


何かしらの目立つ施設があったとしても、一旦スルーしてまずは奥地へ行くことにした

でも、道中に目立つ建物は無く、奥地の方に目立つ物があった

ここは……


「(冒険者ギルド?)」


そこにあったのはちょっとした屋敷のような建物があった

建物の上部の屋根が曲線を描いており扇形のようで大きく見える

でも見た感じは1階建てだ

そして入り口上の看板に「冒険者ギルド」と達筆で力強い字で大きく書かれていた


「(そうか、確かにファンタジーと言ったら冒険者ギルドだよな)」


ギルド、本来は何かしらの職業の組合…要は団体とか今でいうなら会社とか

たしか難しい言葉で「職能団体」とか言うんだっけか?

商人の人達の塊である商人ギルドとか鍛冶屋の塊の鍛冶師ギルド、それらの仕事人塊の事をギルドって表現したほうが分かりやすいのかもしれない

……正直に言うと、俺もライトノベルをいくつも読んだことあるしギルドっていっぱいあったけど明確な概念はよく分かってない

中世の世界観で仕事をする場所…ってぐらいしか考えてないし

そして冒険者というのも曖昧に考えている

「お金さえ払えば何でもやってくれる」と言うイメージがある

けれどもそれは魔物のいる場所で素材を採取するとか、その魔物と戦ったりとかで「命がけ」な仕事も含めているからこそ決して舐めてはいけない仕事だ

ゲームだったら死んでもコンティニューできるけど、実際の世界では「死んだら終わり」がアタリマエ

親友も言っていたけど、異世界作品でも結構「冒険者ギルド」を見かけることが多いけど、どれもこれも命がけ、治療費とかもケチって無理をして命を失うハードな展開も結構あると聞いた

決して自分のいた世界の仕事がドブラックだからと言ってギルドの仕事を「ホワイト企業」と言うような主人公になりたくない……とそんなことも言っていた


「(そこまで、難しい仕事がなきゃいいんだけどな)」


そう思いながら室内に入っていく

室内は思った以上にサッパリと作りになっていて人はいなく、机がちょっと置いてある

あとは、何か目立つ感じに大きな紙が3枚張られている所がある

あとはチケット売り場のようなパーテーションの受付のような場所があるが人はいなく、まるで背景みたいで誰もいなさそうだ

2階とか別の部屋に行けそうな場所は無くカウンターの向こう側にも行けなさそうだ


「(随分と必要最低限な仕組みにになっていそうだな?)」


ギルドのシーンって人が行きかっていたり、酒場のようになっていて情報交換の場になっていたり

賑わっているイメージもあったけど、ここは結構サッパリとしているっぽい

まあ、でも何をしたらいいか分かっている状況なのはある程度目的を決められるから分かりやすく行動ができる…と思う

頭の中を見られているわけだし、決して失礼な事は考えないほうがいいな


「(…とりあえずは何もないかもしれないけど、まずは受付に行ってみるか)」


そう思って、受付に行ってみたけど……何も起きない


「(誰かいませんかー!)」


そう筆談で言ってみたけど何も反応がない、無理に超えることもできないし反対側に行けそうな物ない

そもそも、近寄っても何かしらのイベントとかも起きてないしまるで閉店しているようだ

だけど閉店だったら入れないとか明かりがついていないとかあると思うんだけど

……やっぱりあの目立つ大きな紙を見ればいいのか?

受付から離れて行って大きな壁紙の方へ行ってみる


近寄ってみると、そこに3つのウィンドウが表示された

依頼の内容が表示されているみたい

多分だけど…それぞれの依頼を達成をした瞬間にエンディングに入りそうな予感がする

今周は違う事が気になっているし、それらの依頼は来週に回すことにしよう

なので、今回は流し見をすることにする

えっと…………


……

……


という事で一旦確認してみたけど、それぞれ

「行方不明少女」「盗品捜索」「対なる宝石」の3つの依頼があった

「行方不明少女」はどこかに行方不明になった少女を探しに行くという事らしく、どうやら強制労働施設にいるんじゃないか?と言う噂がある

「盗品捜索」はこの前哨基地で盗まれたものがあるから、探して報告して欲しいという内容

「対なる宝石」はあのメチアツ火山とメチサム氷山にそれぞれあった証を持って来てほしいということだった

全部の依頼で


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

           この依頼を受けますか?

       「はい」          「いいえ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


と下の方に書いていて選択できるようになっていたけどそれは次周ではなく来週になる

「盗品捜索」はすぐに出来そうだけど、それ以外の2つは今まで来た地域に行く必要性がある

「行方不明少女」はもし強制労働施設にいるなら職員への抵抗手段の為に武器が必要になりそうだし

「対なる宝石」はスーツが必要なメチサム氷山とメチアツ火山へ行かなきゃいけない

……そういえば、それぞれの灼熱地獄の証と絶対零度の証ってあと1つ使う場所があったんだっな?

依頼で使うという事なのか、依頼とは違った使い方をするのか?

まあ、その依頼をする時に「使用する」をして調べれば良いか

そんな来週の予定を立てながら誰もいないギルドを後にした


ギルドを後にし、そのまま噴水広場に移動する

後調べてない場所は……正面の12時方向だ

さっきまで調べていた道と違って大きな道が見える

後回しにし続けていたが、ここをいよいよと確認することにする

今回の仕事は後2エンドで終わりだ

前哨基地は非常にエンドの数が多そうだからこの先の事は来週どころか再来週になってしまうかもしれない

ココがもしも「先に進み道」であったらいけるのは結構先になってしまう

だからこそ、その楽しみの得たいから俺は進んで行くことにした


12時の方向、その場所を進んで行く

今までの道は結構早めに行き止まりになった気がするけど、この道は明らかに広さだけでなく

長さも全然違うぐらい長い

時間帯は昼になって時間が進んで行った

そう思っていると……またも城壁があった

入り口と同じように何も門番らしき姿がいなかったけど、それ以上に目立つ物があった


「(やっぱり、ここまで来て先が見えるのは……)」


ぱっと見で分かる場所があった

たどり着いたエンドが半分にだどり着きそうになた時に最終地点

そこには大きくてちょっと遠く、紫色のレンガで出来てる大きな建物

形は城の雰囲気をしていて、4つぐらいの円柱の塔に囲まれていて

そして上空に禍々しい雰囲気の雲があり渦を巻いている

手前にある城壁より向こうは常に天候が悪い雰囲気もしていた

あれこそ………


「(どうみても、魔王城だな)」


明らかな魔王城がそこにあった

そういえば、王様からの話しを最近はスルーして「はいはい」言っていたけど

魔王にさらわれた姫を救い出すストーリーだったな

あの城に魔王と姫がいるのだろうか?

行けるのは来週ではなく再来週になる

前哨基地で出来るエンドがどのぐらいか分からないけど、そこで出来ることが終わって

……そう、ラストダンジョンに行く前にサブイベントも、武器防具のコンプリートも全部済ませてからラスボスを倒してエンディングに行く、それが俺のやり方だ

心の底からワクワクして本当はこのまま進んで行きたいけど、その気持ちは我慢して俺は引き返した

前哨基地でやる事が終わったらこの先に行こう

そう思いながら引き返していった


再び噴水広場にたどり着いたけど以前の周で気になったことがある

旅芸人が入ろうとした宿や普通の家、それらって入れるのか?

それを試してみて、もし難しそうなら転職相談所以外の何からのエンドをこの街でやることにしよう

じゃあ、まずは旅芸人が入ろうとした扉に

そう思いながらドアノブを掴んで扉を開いた瞬間、急にエンディングに入って行った

え!?ちょっと待て!?なんで普通の家に行くだけでエンディングになるんだ!?

完全に予想外過ぎるんだけど!?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No72「勇者の義務なんか昔の話」


現実のゲームの区別がつかないカイザンはとんでもないことをしました

それは泥棒!昔のゲームあった普通の家に入ってツボを壊したり

タンスや壁にかけてある袋に手を突っ込んだりしてアイテム回収

なんで普通は出来るはずないでしょ!御用だ御用だ!

普通に警察を呼ばれて捕まっちゃった、あーあ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あーそういえば、そんな感じのネタって結構アニメでも使われていたな

ゲームで普通に民間の家に入って物を取って……いや、物を盗っていくやつ

でも現実だと、不法侵入に窃盗で捕まるんだよな

現実身があっても普通にゲームと思って入ってしまったのが良くなかったな

まあ、もしも俺が異世界に召喚されたとしても勝手に人の家に上がり込むようなマネは絶対にしないけどな、そこまで現実とゲームの区別はつかない外道にななりたくないし

あそこは宿っぽかったけど、他の家に行っても同じエンドになるだろう

前だったらヤスラギ湖の複数のテントに入ってとかショキの森の森のキノコが入った箱を全部試したりとかやったけど、ここは流石に民家の扉が多すぎる

と言う訳で本日ラストのエンドに向かおう


家を出たら3倍に、王城を通り抜けて獣道へ

廃坑前のダイナマイトを習得しは廃坑を突破

道を脇に行って超大海原の港で10倍速にして大きなブリッジの箱の中に

そして、反対側にたどり着いたら噴水広場にいき10時の方向へ行く

転職相談所にたどり着いたら等倍にして扉を開く


「勇者がここに何の用なんだ?勇者って職業ならここに来るメリットはないぞ?」

「いらっしゃいませ!

どのような職業に転職希望ですか!?」


ショウさんを通り抜けてヒュウさんに話しかける


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

勇者を辞めて転職しますか?

「はい」               「いいえ」

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ここで「はい」を選択する

えーと、次は……


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

何に転職しますか

「格闘家」「魔法使い」「大剣使い」「暗殺者」「盾使い」

「弓使い」「僧侶」「猛獣使い」「死霊使い」「商人」

「槍使い」「吟遊詩人」「精霊使い」「竜使い」「農民」

「転職相談所」「冒険者ギルド」「薬屋」「演劇団」「ディーラー」

「思い直して勇者を続ける」

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「暗殺者」か……これって「暗殺は比喩表現で実際は素早さに特化した職業」なのか、もしくは「本当に暗殺で頼まれた人を殺す」のか?どっちになるんだろう?

たしかにこのフルダイブゲームで誰かを殺したことはいくつもあった、そのたびに心に重く来る

まあ、上と下にで戦闘系とそれ以外のジョブで固まっているわけだし、上の方にあって戦闘系だと思うし前者で仮定しておこう


暗殺者ってゲームジョブで言う所で「盗賊」とか似たようなステータスになりそうだ

盗賊はここにないけどそれと同じだろうか?一応盗賊は宝箱開けや鍵のかかった扉を開ける…暗殺者は敵に対して一撃必殺を決めることができる、ゲームによってそんな違いがあったりしていそうだけど

そして、さっきも言った通り素早さに特化した能力になって結構トリッキーな能力なイメージがある

皆が戦っている最中に陰から攻撃したり、敵の攻撃を見躱し(みかわし)たり

素早さを利用して2回行動とかもする手数の多さもあって1個前にやった大剣使いとは真逆な能力なイメージがある

攻撃力は低いけどその分速さが高く、俺が良くする戦法のヒット&アウェイと結構相性がピッタリだ


そう考えながら「暗殺者」を選択した

周囲が変わっていき、分解され再構築していき……草原の風景になった

てっきりに誰かを殺すために街中になると思ったけど、魔物との戦いになりそうだ

今回も楽しませていただきましょう

自分の姿は、服は空気抵抗を減らすためか紺色でぴっちりとした格好になってちょっと恥ずかしい

このフルダイブの機会に入る時に着る衣装みたいだ、けれども部分部分に鎧があって運動着とかと違って結構動きやすそうだ

胸の方には「ナイフがハートを刺している」ようなプリントがある、暗殺組織の紋章なのか?

片方の手には小さなナイフが持っていて、空気みたいに軽い!?

懐とかにしまうこともできそうで、暗器として使えそうな?

そう考えているとジェリーコが現れた、周囲ではなく前方に出たけど大剣使いの時のように数が多い

この数を倒せるのか?


「(いや、まとめてと言うよりかは

早さでやっつけるってことか)」


そう思って一歩踏み出…しぃ!?

うわっ!?なんだ?!すっごく体が早い!?本当に翼でも生えているんじゃないかってぐらいに!?

倍速とは違って、自分だけが早いような感じ!

最初は勢い余ったけど、すぐになれている感覚がして楽しくなってきた

動いている間にジェリーコは俺の姿を見てキョロキョロを回っている、必死に視線で追いかけている様子だけど悪いが倒させてもらう

そう思い、ナイフを逆手に持って近くにいた三匹を連続で斬りつけて………あれ?


「(倒せない?)」


今まで一撃だったから倒れないのか?と驚いていたら斬ったジェリーコが紫色になって…仲間を攻撃し始めた!?

驚いたな!?これって刃に何かあるのか?そう思って見てみたら……なにか液体が滴っている?

それも色が紫色をしている!明らかに毒じゃん!

ちょっともっと斬りつけてみるとどんどん同士討ちし始める、すげえ、利用するのもいいな

そう考えていると、最初に斬りつけていた魔物が膨らんで破裂!その爆発が結構大きくてちょっとこっちも喰らったけど痛いけどノーダメージだから問題なし、その破裂は周囲にいた魔物もたくさん巻き込んで一網打尽することができた、これは大剣とは違った爽快感がある!

残ったのは少なく、毒に汚染されたジェリーコもほかの魔物を倒していった

その後は特にボスなどはいなく、そのままエンディングに入って行った

暗殺であっても誰かを殺すようなマネはしなくて良かったー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

No104「羽のように軽いよ!」


勇者を辞めて暗殺者になったカイザン

さっそく暗殺依頼が来て行くことになったよ!

張り切って高速で動いて屋根を飛んでいく!早い早い!

そしてナイフがすっぽ抜けて自分に刺さっちゃった!

この毒は特性なのでよく効いて殉職しちゃた!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


………うん、4つぐらいエンディングをみてはっきり分かったけど

俺が転職をしたら張り切ったりぶっつけ本番で失敗してばっかり

ドジっ子だね、言葉通り致命的なレベルだ

しかし今回に関してはナイフがすっぽ抜けて自分に刺さるってどうゆう状況だ?

天に向かって唾を吐くみたいに真上に飛んで行って「ヒュー、スコン!」ってなったんだろうか?

まあ、いっか

そう思っていると「ピコン!」と連絡が

紫の頭をつついてチャットを開いた


研究員風林>本日の仕事はここまで

お疲れ様でした

カイザン>5日目80ED到達

6日目の時にやる事リスト

・前哨基地調べる

→何かのエンドを基地で出した後に、10時の方向にある転職相談所でエンドする

・1時の方向にある前哨基地の店のアイテムを試す

→店員を殺したら、エンド変わるか?

→カウンター越しだけど薬屋もいけるか?

→同じ品で取引をすると?

→全品を交換すると?

→→返品不可エンドにならないように、ヤスラギ湖を利用する。

引き返すときにキノコを採ることを忘れないように

・2時の方向にあるギルドの依頼を受けてみる

→依頼は流し見したから、今度はしっかりと見る

→強制労働施設へ行くために武器を持っておく

・絶対零度の証と灼熱地獄の証を使う場所(それぞれラスト1か所)

→ギルド依頼に頼んでいる人がいたから、その時に街で両方使って場所確認

エンドに到達しそうな特殊な人を見かけたら殺害してみる

※魔王城は前哨基地で出来ることを済ませてからにする

メモ※噴水広場から見て9時に船着き場、12時に魔王城、10時に転職相談所、11時に薬屋とカジノ、1時にお店、2時に冒険者ギルドがある

カイゼン>メモの完了しました

それではログアウトします

研究員風林>はい、お疲れ様です


ログアウトを押す前に思ったことがある

「80ED達成」か、初めて西門社長から161エンドと聞いた時は非常にびっくりしたけど

気が付けば半分近くを達成したんだな

なんだか、結構な達成感と感動が来た

ちょっと涙が出そうだ

やっぱりゲーマーとして全部のエンディングを体験していきたいな、死も苦しみも喜びも

そう思いながらログアウトを選択する


…………

…………


目が覚めて、いつものように健康診断と昼食

今回は倍速機能を試して、体に負担が無いかどうか?を調べたから健康診断の時間がかかった

でも、時計を見てみるといつもよりも早く、4時間強ぐらいになっていた

身体も目覚めてから結構最初っから動いたし、長時間じゃなければ大丈夫そうだ

そして昼食を終えてカウンセリングを受ける


「ふむ………」

「(どうしましたか?富宝先生?)」


毎回のカウンセリングでは、目への愛でほとんど視線を外さなかった富宝先生がいつもと違って資料をガン見ていた?一体どうしたんだろう


「アナタはここ最近……大きなショックを受けたことはあるかの?

研究員の板橋君と同じ理由でとか?」

「(あー…そうです、楽しみにしていたコラボカフェを犯罪者に滅茶苦茶にされまして、爆破予告で中止のお知らせを聞きまして

もしかして研究員の風林さんから聞きましたか?)」

「そうだの、事前に『大きなショックを受けた可能性があるから、今回のカウンセリングはしっかりと診て欲しい』と言われていてな」

「(大丈夫、とは言いましたが

まあ風林さんも心配していましたし…)」


手を回していただいたんだな……ありがとうございます


「(俺の様子、いつもと違いますか?)」

「はっきり言ってしまえそうじゃ」

「(具体的にはどのように?)」

「日常生活には影響は無いが……アナタからはその犯罪者に対する『殺意や憎しみ』を今回の実験を見て思ったのじゃ」

「………」


妹、もとい音黒ヤイミルの配信を見て元気をもらい、俺の中で爆破予告に関する怒りや憎しみが溶けてくような感覚になったと思っていたけど……完全には消えてなかったという事か


「こちらでは解決できることでは無いからの…いつかは警察が捕まえると思うし

それまで変な行動は起こさずにガマンするのが……」

「(いえ、大丈夫です)」

「え?」

「(今度の休日、ちょっとある所で探偵の方に協力して警察に捕まえさせます

その為の証拠とかを本日の仕事までに集めてきましたので)」

「……そうか、そっちなら良かった」

「(『そっち』?そっちとは一体?)」

「決意に満ちている目もしているから安心した

殺意のままに変な行動をして犯罪者になるのだけはして欲しくないからの

この仕事をして言えることではないがの」

「(いやいやいやしません!

フルダイブゲーム内で本日も何回か殺したことあったけど、それでも現実とゲームで違う区別はついていますから!)」

「その違いが分かれば安心じゃ」


怒りや憎しみは消えてなかったのか

たしかに転職相談所で仕事の体験をしたときに、魔物を殺していたけど

それよりも『楽しい』という気持ちがあった

そこら辺が出ていたのかもしれないな

………でも心配はいらない

その原因となった野郎は今度の休日で決着をつけてやるからな

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