幕間2.幼馴染イラストレーターと雑談-1
読んでいる作品は「フルダイブ・テストプレイヤー「勇者に訪れる161の結末」」であってます
また、今回の内容はライトノベルのことについて色々と書かれていますが真に受けないように気を付けてください
ディスな内容が苦手な方も飛ばしてください
この世界は不自由だ
ドメスフィギアンは我らギブフロンガを迫害した
深淵の目と言うものはいつか来るライガ伝をが来ると言われているが事実なんだろうか?
俺の名前はヴェルヴァルタイン
ギヴフロンガの1人でありニャルフロートに住むヴァーリフ家のクランメイト使い、アンダーリーンも使って今日もドメスフィギアンを戦っている
この戦いはデォンフロウで行われ
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俺はまだ本編に入ってから数行しか読んでないけど、静かに閉じて眉間にしわを寄せながらおさえた
知恵熱なんだろうか?こんなにも痛くなったのは小説執筆中でもなかったレベルだ
現在、俺は仕事の合間…とはいっても1週間中に仕事が1日やって残りは休日だから、どちらかと言うと仕事が合間なものである
とにかく!休日中に俺は、この前にあったサンライズヒル新人賞の作品が新発売したから購入して読んでいる
11月の始まりに大賞、優良賞、良賞、審査員特別賞、佳作の5作品が同時発売でサンライズヒル文庫も気合の入れようだ
俺もこれからはいる新人の作品が気になって、都合により5作品中、2作品を買って読んでいたところ…だけど
片方は俺の苦手な異世界作品でいったん保留、そしてもう片方のファンタジー作品を読んだけど…
なんだ?この量の専門用語の暴力は?
前書きとかで説明もなく読んだところまで10近くはあったんだろうか?
脳処理的に一瞬で理解できる数は5までとどこかで聞いたことあるけど、こんなにも多いと初めて読んだ人は敬遠してしまう
先になればもっとマシかな?と思って俺は今までやったことの無い「読んでいるページを飛ばして途中のページを開く」ということをやってみる
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デォンフロウの辺りにデーンガーンが広がり、リーアライズが発揮される
これにより、リーアライズがヴロートレートしてフォルスガリーガのガーゴルーンが
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パタン
「ゲグッ」
声のような、 蛙の鳴き声のような音が喉から鳴りながら本を閉じた
ナニコレ?インジェラか?テフをオフチョベットしたものをマブガッドしてリットしたものを見ているのか?いやインジェラは用語が4つだけだから覚えられたけど、これ今何個あった?
開いたページの「1ページ」を見たのではなく「2行」を見ただけである、ライトノベルの基本は1ページ16行か17行、そのうちの2行を見ただけでこんなにも頭が痛く、いや
「(頭痛の頭が痛い)」
小説作家の俺でも3重表現を使うレベルだ
この本はもう読むのやめて売ることにしよう、もう一冊はやっぱり一旦おいておこう
こんなに頭って疲れるものなんだろうか?フルダイブの仕事中でも盛り沢山な体験をしているのに混乱することはあっても、フルダイブ中に頭痛を起こすほどなことは起きてない……モノリスの時は自ら痛めたのでノーカン
執筆中に様々な伏線やセリフの書き方の事で頭をフル回転していることは結構あるけど、それでも頭痛が起きたことは無い、と言うよりも疲れた時は休憩を挟むことにしている、糖分を摂取したりとかね?
このあとちょっとした予定があるけど、ちょっと頭に疲労がたまりすぎたし予定の為に万全の体制にしたいから寝よう!うん!
「(寝ると脳が整理されて、スッキリするからな)」
持っているスマホに時間指定でアラームを設定して一旦寝ることにしよう
自室のベットに横たわり、スマホが良く聞こえるように耳の側に置いて目をつぶる
読むだけでどんだけ俺が疲れていたんだろうか?
つぶるだけですぐに睡魔が襲い掛かってきて…
…………
……
………
ピピピピ!と急な音で目が覚める、あれ?俺はどのぐらい寝ていたんだうか?
と思って時計を確認してみるが………え?
ちょっとまって!?1時間後に設定した目覚ましのアラームを通り越して3時間後の予定直前のアラームだと!?そんなにも俺は疲れていたのか!?こんなスクールアニメのような目覚め方を本当にするなんて!?
いや、驚いている場合ではない!早くいかないと!
妹の配信が始まってしまう!
水を1杯だけ飲んで自室を出て自室を飛び出して1階に降りる
ちょっと髪や服装がそのままだけど、紫の髪がボサついているけど急いで行くことに
リビングの扉を開くと、そこには
「おや?アンタが遅れてくるの珍しいな?」
「(悪い悪い、知恵熱が出てちょっと休んでいた)」
「え?大丈夫?もっと寝たほうがいいんじゃないかー?」
「(大丈夫、もう治ったから)」
You○○beを開いて待っている俺の幼馴染、七宮宏樹がいた、赤黒い短髪の髪をかきながら妹の配信ページが開かれていて現在は待機画面、どうやら間に合ったようだ
開かれたパソコンが置いてありテーブルに座る、着席した瞬間に待機画面が開かれた……
「漆黒より奏でられる音!
やあやあみんなー!スカイウィンド所属の音黒ヤイミルだよー
今日もヤイたみのみんなに癒しで元気いっぱいの音を届けるよー!」
妹…もとい「音黒ヤイミル」はスカイウィンドに所属しているVtuber
全身は狐のようにモフモフで黒い色、角も生えていてとても可愛らしい生き物が目の前にいる
「メンバーのヤイたみ達ありがとねー今回はメン限で雑談をやっていくよー」
You○○beにはメンバーシップと言う、好きなYou○○beの人に一ヵ月ごとに支援をするファンがいて、その代わりYou○○beの人はそのメンバーの為に様々なサービスを提供、チャットに使える特殊なスタンプやメンバー用バッチ
そして今のようなメンバーメンバーシップ限定の動画がある
俺も宏樹もちゃんと自腹でメンバーシップに入っているから、普通に見れる
「(そういえばヒロ?モデレーターはいいのか?)」
「今回は長期配信じゃないからだいじょーぶ、荒らしが出たら自室に急いで何とかするけど」
「(つまりはイチ視聴者として楽しむってことだな)」
「その通り!」
「『今日のトークテーマ?』今回は後半にみんなが楽しみにしている12月のコラボカフェの話をするよ!そして前半は普段は話せない正直な話をするよ!
あれ?順番逆だった?」
画面に書かれているのは上から順に「・正直TALK」と「・メンバー限定コラボカフェの新情報」って書いてある
後半から説明していたからコメント欄に「草」や「wwww」などの反応が見えた
「じゃあまずは正直TALKからだけど、やっぱり私はいつものサンサン大海原作品の話をします!
『不可視の一撃を乗り越えて』って言う作品なんだけど、今度最終巻が発売されるのが本当に楽しみで!」
「どうした?耳を塞いで?」
「(恥ずい)」
「いいじゃん、イラストレーターは俺…じゃなくて俺はヤイミルの母でアンタの作品のイラストレータをしているし、ヤイミルはアンタの妹ではあるけど
それを抜いてもセイは心から褒めているぞ?」
「(だからこそ恥ずかしいんだよ、俺のファンからいろんな感想をも貰うと嬉しくなるけど
身内だと本当になんか恥ずかしいんだよ!)」
「私のお母さんがイラストレータをやっているんだけど、やっぱりカッコいい男も可愛い女もいいし、表情も感情移入が出来るほどすごく上手くて!」
「(ヒロは恥ずかしくないのか!?恋人…じゃなくて娘から絵を褒められて?)」
「『お父さん絵上手ーい』みたいなもんでしょ?普通にうれしいよー」
「(まあ……それならいいけど)」
「しばらくサンサン大海原への愛を語り続けるから作業用BGMにして俺たちは雑談するか?サンサン大海原先生?」
「(そっちの名前で呼ぶな!)」
とはいえ、実際妹は俺の作品への愛は本当でメン限になるとネタバレ込みのノンストップマシンガントークで本当に熱く語っている
俺たちがそれをBGMに雑談するのもいつもの光景だ
「(まあ、この愛が終わるまでいつも通り雑談するか)」
「りょーかい、それで俺は気になるんだけど…知恵熱ってどうした?健康に気を使っているアンタが一体どうしたんだ?」
「(あー…その前に聞きたいんだけど、その話は小説作家としての俺を失望しないか?って話をしたいんだけど)」
「…もしかしてだけど、作品批判的な事か?」
幼馴染だから皆まで言わなくてもやっぱり分かるか
「(そうだな…具体的にはこの前、俺のいるサンライズヒル文庫で新人賞があって、その作品が昨日発売したという話、その小説の内容の事だ)」
「分かった、じゃあこういうのはどうだ?
今日はアンタは小説作家ではなくて、今は仕事していないから一般男性
君は『サンサン大海原』ではなく、『三海山』として話せばいいよ
俺も今仕事してないから『モノクロノイズ』ではなく『七宮宏樹』として聞くから」
「(じゃあ、今からはそれで頼む)」
俺は一旦ひと呼吸して、この…話しずらい話をすることになった
「(単刀直入に言えば、今回の新人賞作品は不作って感じがしたってことだ)」
「思い切ったことを言ったなー」
「(話に入る前に多い前置きが必要だから言うけど
まずどういった頻度でサンライズヒル文庫に新しい人が入って来るか知ってる?)」
「もちろん、今ぐらいが新人賞の人達が入ってきて、半年後には小説家になろうとかカクヨムとかのweb小説にスカウトが来るんだよな?」
ヒロの言っている通りサンライズヒル文庫では半年ごとに新人が増える
俺こと、サンサン大海原はweb小説へのスカウト、学校生活中の趣味で書いていたら才能が開花してスカウトを受けた、知り合いの中で言うなら高校生のスイートアイス先生と同期で彼もweb小説からのスカウトがあった
知り合い以外で言うならアメノワタリバシ先生は俺の先輩であるけど彼は新人賞から受かって今でも人気作品を書き続けている
「(もちろん、その通り
守秘義務とは関係ないここだけの話なんだけど、web小説へのスカウトで入って来た人たちは結構長生きして書いている印象があるんだけど、新人賞の人は最初の作品がうまくいったら爆発的にヒットはするけど大体は1作品書いて打ち切りになり、そのまま消える人が多い
他の出版会社がどうかは分からないけど、サンライズヒル文庫はそんな感じの傾向がある)」
「なんでだー?それ初めて聞いたよ?」
「(他のライトノベルで知ったんだけど、新人賞って主に2種類あって
『大賞はちゃんと優れているモノでしか出さない』か『毎年必ず大賞を出す』の2つ
サンライズヒル文庫は後者だ
ちなみに俺の所では大賞、優良賞、良賞、審査員特別賞、佳作の5つがある)」
「なんでそう分けられているんだ?デメリットとメリットがそれぞれであるの?」
「(そのとおり)」
とは言っても俺はサンライズヒル文庫の事しか知らなくて他のはライトノベルで知った知識しかなんだけどね
「(前者はちゃんと優れている作品しか選ばないから、名作が多くなる傾向が多い
その代わり、大変厳しいから入れる確率が後者と比べるとかなり低い)」
「大手な所が主にそうなのか?」
「(そこまでは分からないな…大手どうとか関係ないかもしれないし
後者は入れる確率が前者に比べると高くなる、サンライズヒル文庫では結構モラルさえ守れば18禁も含めて自由に作れるから入った後も結構気楽に行けるんじゃないかと思う
新人賞で受かると賞金も出るし、厳しい所だと「賞金を出さないケチな場所」って思う人もいるけど、毎回出せばそう思われなくなる
その代わり、気楽だからこそクオリティがまあ…うん…ということだ
それに新人賞でどの賞に優劣がー、なんてあるけど、こういう決まり方だとあまり関係なかったりする)」
「え?マジで?」
「(マジマジ、賞に選ばれたとしても他のが生き残って大賞作品だけ打ち切りになったり、逆に佳作だけ生き残ったり、全滅もあれば最優秀賞と審査員特別賞が残ったり…)」
「本当に順位関係ないんだな…」
先輩のアメノワタリバシ先生は佳作で入って来たらしいけど、他の同期4人が人気の低迷による打ち切りやアニメ化の失敗…挙句の果てには作家がTwitterで横暴な事を言ってしまって炎上して消えた人も…
「なるほどな、とりあえず前置きは分かったけど
それでその新人賞の作品が原因で知恵熱が出たってことかー?」
「(まさしくそんな感じ)」
「それは何賞だ?」
「(えっと…優良賞だったな)」
そう言いながら俺は知恵熱が出た小説をヒロにさし出した
「タイトルは……めんどいくさいぐらい長いからいいや、他の新人賞の作品は無いのか?」
「(あー…それもちょっと問題があって…)」
俺は異世界作品の方のもう1つを差し出した
「合計2冊?新人賞は5つだろ?ほかの3冊はどうした?」
「(言ってしまえば2つはタイトル見ただけで、1つはあらすじを見たら
残り3作品は『追放物』だということが分かったんだ)」
「あー」
小説作家としてこんなことは言ってはいけないことは分かってはいるが
異世界作品は俺は苦手だけどそれを好きな人がいるのは分かる魅力もなんとなく感じるし克服をして作りたいとか思ったこともある、けれども追放物が好きな理由は全く分からないし魅力も一切感じない、だから購入すらしなかった
周囲に肯定的な意見を言う人が誰もいないから魅力が本当に分からないのである
「それなら仕方ない、んでまず一冊目はどんな内容だったんだ?」
「(さぁ?)」
手話で「分からない」は右手で肩から胸の辺りを2回かき上げる動きをするんだけど
ここはあえて海外のポーズのような、両腕を左右に開き肘を曲げて両手を天に向けて、肩を1回上下した
「え?どゆこと?」
「(ぶっちゃけ読めば早い、どこのページでもいいから数行読んで)」
「え?ああ?分かった」
ヒロは受け取った小説を開いた後……10秒で閉じた
1回大きなあくびをしてもう一度開いた後、今度は5秒で閉じた
「……俺の為に睡眠導入本を書いてくれたのかーこの作者は、ふわぁりがとうね」
「(俺の作品じゃないから本音言っていいよ)」
「書いているのが日本語に見えなかった、知恵熱が出るのもそりゃそうだ、って思た
あれか、オフチョベットをテフしてガットしたのをリットとか言うアレ?」
ちょっと違う気がするけど言いたいことはインジェラであっているだろう
「(まあ、そんな感じ。
正直どれが何の名前なのか分からなくて、理解しようとしたら頭が痛くなったんだ
モノリスに情報を脳にぶち込まれるのはこんな感覚だろうな?)」
「火星の黒い板だっけ?」
「(そうそう、用語でほかの作品との違いを出したい気持ちは分かるけど…ここまでの量だと何が何なのか意味が分からない、当たり前のように扱われ過ぎて内容も理解できなくなって物語の面白さが分からなくなってしまうし、それに割とラ行とウに濁点のヴを使っているのが多く割と似たり寄ったりな言葉が多い気がするんだ、ごっちゃごちゃになってしまいそうなぐらいに)」
「うん、脳にやさしいやつにしてほしいよ、俺はゲーム苦手で用語もあまり覚えられないからなー」
なんて話している内に妹…もとい音黒ヤイミルの作品に対する愛の語りが終わったようだ
「…という訳でみんなもサンサン大海原先生の作品を読んでみてね!
さて、ちょっと時間がまだあるし普段答えられないような質問も答えちゃうよ!」
どうやらちょっと予定が変わって質問返答の時間になったようだ
ヤイミルはコメント欄のヤイたみ達に書かれている質問から無造作に選んでいく
「『スリーサイズ?』上から100-100-100だよ!これは答えられないから秘密だからね!」
「もはや、でっかいドラム缶だなー」
セクハラコメントも簡単にあしらっていく、流石は登録者50万人
対処も早い
「『逆に苦手な作品について教えてください?』
そうね…私は陰湿な感じの作品が苦手なんだよね、サンサン大海原先生は人間関係のいい雰囲気が好きだからこそ、逆な内容が苦手なんだよね
逆襲とか復讐とか、嫌なことが多いし…そりゃ嫌な人がいたらちゃんと戦って欲しい気持ちがあるんだけど、その嫌な人が出て主人公とかが痛めつけられる所をメインで見たい訳じゃないんだよねー」
妹から初めて聞いた正直な話
それだけ俺の作品が好きだってことは、逆の内容はそれだけ苦手なんだな、これから『不可視の一撃を乗り越えて』の最終巻が発売されるけど、俺はハッピーエンドしか作らないから妹も喜んでくれると思いたい
妥協したとしてもメリバかビタエンまでだからな
コメント欄も「すごく分かる」「たしかに」など同意している意見が多い
「特に『追放物』って戦った仲間なのに追い出すとか、とてもひどい!
1回試しに読んだことあったけど…いやな気持になっちゃった」
「兄妹一緒だな、俺も苦手なんだけどな」
「(まあ、いくら俺たちは今は一般人でも
「追放物」とかをやり玉に挙げて話すのもなんだし
このことについて話を広げることはやめておきますか)」
「さんせーい」
「ちくちくな話はこれぐらいにするよ!えっと、次の質問は…」
そういえば思い出したけど、ネットサーフィンをしていたら
小説家になろうで「追放物」のようなタイトルかと思ったらはっきりとあらすじに「※これは追放物ではありません」なんて書いてあって内容を見てみたら滅茶苦茶ハッピーな話になっていたのを読んだことがある、9話の短い話ながらも起承転結を描いていて誰もは幸せになれる話で…
……よっぽど「追放物」が嫌いな人なんだな、って読んでいて思った
俺たちの会話はこれからも続いていく…
小説や出版社に関する話はフィクションです
実在の団体、企業などは一切関係ありませんが
実は真実も少し含まれているかもしれません




