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ヨコシマなスイカ5話<男女の透視ごっこ>

作者: 作者不明

<男女の透視ごっこ>

ヨコシマなスイカは見抜いているよ。何故女性が色とりどりの服装やヒラヒラのディテールに拘るのか。どうしてスカートやストッキングを履くのか、それは全て女の好みではなく男が好むからだね。(無意識に、自分自身の満足でそうしていると思っているけど。更には自分が好みの男を引き付けるための姿恰好をするのだ。)そしてそれは何故かと問われれば、べんべん。男は女の外身だけで決めるから。逆はどうかと言えば、男は皆同じ様なスーツを着ているでしょ。ほとんどがダークな色目のね。女はそこから見抜くのだよ。同じスーツでもブランドをね。ブランド物でなくても着こなしを。男は皆同じだと思っているけど、女にしてみれば雲泥の差があることに気づいているんだよ。どんなに容姿が悪い男でも着こなしのセンスで女性にはカッコよく見えたりするし、どんなにイケメンでもよれよれの服装には幻滅するのだよ。

男は女の中身よりまず外見で決めるし、女は外見が同じ男でも男の本性を見抜く力を携えているのだ。(怖いな)

でも女の厳しさは、その優しい言葉に現れるんだよ。男がキメていると思ったスーツの裾のわずかなところに、カレーうどんを今日お昼に食いましたと言わんばかりの汁の一滴を見つけたときに

「かっこいい」の後に心の中で

「汚いな、お前は子供か」と呟くことを知っている。

それでも、女は自分のストッキングが伝線していることに気づかず、男にもうちょっと気を遣えばいいのに、と思われていることに気づかないでいるのだよ。

「うふふ」

ヨコシマなスイカは何でもお見通しだよ。


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