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ベルトコンベアの上で

作者: 朝焼 悠

今更

辞める気もないし

立ち止まる気もなく

あとは

進むだけ


それも

強制的な

ベルトコンベアの上で


だから

ここから

やれること

やれることはさ


ただ運ばれるがままでいるか

走るか

抗うか


生き方なんて

考え方なんて

夢なんて


人それぞれで

良くて


そこに上下とか

貴賎とか

優劣とか

全く関係なくて


一つ一つが

自分の頭で考えて

負ってきた傷を抱えて

あったかもしれない

嬉しかったこととかで

作り上げられた

宝物で


それを

胸の真ん中に置きながら

戻ることを許されない

ベルトコンベアの上で

必死に生きている


昨日までの失敗を

失敗のまま終わらせてしまわないため


やれることはやる

時には逃げながら

時には腐りながら

時には拗ねながら

それでも

それでも


僕らは意思なく運ばれるままの

死に行くだけの

なにかじゃない


意志を持って

抗ったり

走ったり

動かなかったり


それを貫けるところまで

続けて行くだけ


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