絶望転生
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものと関係ありません。また、感想への返信もしておりません。
そこは、水と岩ばかりが広がる星である。
動植物はなく生命の伊吹はどこにも感じられぬ場所に1人の者が立っていた。
「ここ…どこ?」
これは生まれたばかりの星に転生した心小さき男…土田和樹の物語である。
彼は、転生前はごく普通の学生だった。友もいて、彼女も…もう別れたが1人いた。
家族もこれといった問題もなくちょっとうるさいなと思うくらいだ。
あるとしたらバイト先の店長が少しブラック体質で嫌だなぁと思っていたくらいである。
それがある日、いつものように就寝し目が覚めたらよくわからない場所に転生していた。
夢かと思ったがそうではないと全身が教えてくれる。
カズキは転生ものやファンタジーな世界の本や小説等はそこそこ見ていたのでこの現象が何だったのかもあたりをつけてはいた。
「転生…だよな………え?不思議な神様みたいな人は?森は?動物は?」
あまりの状況に普段あまりしゃべらないカズキだが言葉があふれる
「な、何もないやん…ほんっっっっっまに何もないやん…」
ここでカズキは自身の手や足を確認した。手足は指が五本あり人間のそれであったが衣装だけは変わっていた。寝間着姿から汚れ一つない真っ白な長袖長ズボンだった。
「人間…だよな………………………………………………どう生きろと?」
彼は絶望した。
いかがだったでしょうか。
勘違い要素はもう少ししたら出てきますのでお待ちください。




