異世界転移しちゃった!?
……あれ? なんだろう? この感覚…。
水に使っているような…
毛布に抱かれているような…
って、、、、
なんじゃこりゃーーーーーーーーーーーーー!
説明しよう。日本の刑事裁判での有罪率は99.999999……って、違う!
まず、
僕は生きている。
それも、かなり元気だ。
そして、
THE都会も都会、TOKYOに居た僕は何故か何もない荒野のど真ん中に居るのだ!
はぁ? 何言っちゃってんの?
そう思うかもしれないが、本当だ。荒野で行動する某RPGゲームのサムネにも載っていそうな荒野が目の前に広がっている。
そうか、死んで、異世界転生してしまったのか。
某スライムみたいに……。
んなわけないだろ。
ちょっと待て。
まずは、僕はコンビニに行く途中、雷に打たれた。
僕は死んだのか?
普通は雷に打たれたら死ぬよね。
でもぴんぴんしている。
夢か。
ほっぺたぎゅーーーーーーってすれば目覚めるやつっしょこれ。
普通に痛い。
つまり夢じゃない……。
走馬灯?
いやいやこんなところ来た憶えもねぇよ。
じゃあ、ほんとに異世界転生しちゃったってことか?
「違うよ。正しくは異世界転移じゃよ。」
ワッ!? え? 誰?
気付けば目の前にかなり年取って見えるおじいさんが現れた。
「どうもどうも、ワシは神界地球世界統括部日本課課長の神崎です。…名詞どうぞ。」
「はぁ、ありがとうございます。」
え? えっと…どゆこと?
「いやー申し訳ない。こちらのシステムエラーでうっかりあなたを殺してしまいましてな。
あなたが死んでしまいますと脚本がパーになるので、適当な世界にテレポートさせました。
誠に申し訳ない。」
は? エラーだぁ? なにそれ? ってか神崎さん神様なの?
「ただいま地球世界統括部の施設が神界での台風の影響でダウンしておりまして、
復旧を急いでおりますので、
復旧し次第、あなたを基の地球世界にテレポートさせますのでご安心ください。」
神の世界にも台風ってあるんだ。
って、そんなことはどうでもいいんだよ!
「えっと、それじゃ僕は元の世界に戻れるって事ですね。」
「ええ、もちろん」
おっ、早く帰れそうだぞ。
……帰ってもボッチ生活だけどね。はは。
「どのくらいかかるんですか?」
「ざっと100万年ほどですぐに復旧します。」
すぐじゃないよね。それ。
「申し訳ありません。私自身も対応に追われておりまして。
説明等はこちらの資料にございますので、ご確認ください。
では、失礼します。」
消えた。
ってか何これ? この説明書。広〇苑よりぶあついんですけど。
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さもないと主人公がただのヒトリゴトで終わってしまいますよぉ。